2025年9月21日
山城総合運動公園太陽が丘において、第33回バトントワーリング京都府大会が開催されました。
フェニックス関係団体もたくさん参加させていただき、無事に演技を終えることができました。
お世話になった関係各位に、この場をお借りしてお礼申し上げます。
ありがとうございました!
大会当日、心配していた雨もあがり、お天気に恵まれたことがまず何よりもありがたく・・・
この時期の大会は、いつも天気が心配なんですよね。
かなり昔ですが、実際に台風直撃で大会が中止になった過去も経験しているので、今回もとても心配していました。
いつも通り運営に携わっていたので、スタッフの先生やメンバー、保護者の方と言葉を交わす時間はほとんどありませんでしたが、私の中ではそれが【大会】のいつもの在り方です。
進行部という役割上、司会者さんの横という、ある意味特等席からメンバーの姿を見守れることは、とても幸せだと思うのです。
そして、こうして運営に専念できるのは細かい段取りあれこれを一手に引き受けてくれるスタッフさん。そしてシニアメンバーがいるからこそ。
昔、スクールを立ち上げたばかりの頃は、メンバーも少なく、スタッフさんもおらず、自分は運営の仕事も抱えて本当に大変だったのですが、、
今はそういった心配をすることはほとんど無くなりました!
スクールだけでなく、学校関係の引率も、運営も、チームリーダーとしての役割なども、誰に頼んでもみんなが気持ちよく引き受けてくれる環境が、どれだけ恵まれていて幸せなことか。
大会のたびに痛感します。
バトン協会の仕事の中で、いつも課題に上がることがあります。
それは【運営人員の高齢化】
色々なスポーツ分野の先生と話していても、みな同じ悩みと課題を抱えているようです。
そんな中、京都府バトン協会では、若い先生方の力がとても大きいと思います。
自分がお世話になった協会に恩返しを。
大好きなバトンに、今度は支える立場で関わりたい。
自分ができることなら、何でもやります!
そういって力を貸してくれる人がいるのが、京都府バトン協会なんですね。
運営をしていてもとても楽しいですし、上の先生方・学校の先生方・そして若い先生方との繋がりがあるのも幸せで、自分にとってはとても刺激のある環境だと感じます。
協会でも、スクールでも、色々な年齢の方と関わりがある今が、とてもありがたいですね。
また、バトンへの関わり方が指導だけになると、自分の中で色々な偏りが出てくるのがわかります。
「先生」と呼ばれる仕事は、とても尊くて素晴らしい職業ですが、時に勘違いを生み出しかねない。
なので、協会の仕事や、広報的な部分、イベント出演のための営業活動なども大切な仕事の一部だと捉えて、積極的に人と繋がったり、見聞を広げていきたいな、と常々考えています。
この年令になると、人から注意をしてもらったり、アドバイスを受けたり、そういう機会がほとんどありません。
ましてや、スクール運営という孤独な仕事、横の繋がりも意識しないと生まれませんし、気がつくと【世間からズレた人】になりかねませんから。
そんな理由から、私は協会の仕事が大好きです(^^)
今大会は29団体の参加がありました!
ちびっこトワラーさんから、社会人トワラーさんまで、一般団体と学校団体がレベルに分け隔てなく、一同に介する大会。
日頃、他団体の方の演技を見る機会がないフェニックスのメンバーも、たくさんの刺激を受けたのではないかな??と思います。
思わず、演技に見入ってしまうようなハイレベルな団体もあれば、その可愛さに目尻が下がりっぱなし・・・になる団体もあって
関係団体に限らず、全ての団体さんに大きな大きな拍手を送りたいです!
大会長の佐々井先生が仰った言葉が、とても心に残りました。
「共に過ごした時間は宝物」まさにその通りだと思います。
佐々井先生が大切にされている【情熱・挑戦・尊敬・共汗】という言葉にも、深く共感を覚えますが
たった3〜4分という短い演技時間のために、メンバーが共に過ごした時間の価値。
それは取り組んだ人にしかわからない価値かもしれませんが、何にも代えがたい宝物なのだと思います。
年中さんから5年生、と年齢幅の広いシュシュ。
全員が京都府大会初参加のティノ。
少人数で臨んだジュニア。
18歳からバトンを始めたメンバーが多い大学生チーム。
少ない練習回数をチームワークの良さで乗り越えたソレイユ。
今年、新メンバーを加えたシニア。
関係団体でいえば、レベルやキャリアは様々ですが、みんなに共通して言えることは【この日のために共に汗を流した】ことです。
スコアシートには、たくさんの嬉しいコメントを書いていただきましたが、一番嬉しかったのは
「みんなで息を合わせて練習してきた、雰囲気の伝わる統一感のある爽やかな演技でした」
この言葉!!
指導者とメンバーが努力して努力して作り上げた作品の、その軌跡を認めていただいた気がして、とても嬉しかったです。
バトンのレベルの高さは、年々驚くほど上がっていて、これを仕事にしている私でも、「何がどうなっているのかわからない」くらい(・・;技の内容も構成も、複雑になっています。
そういった目線で見ると、私たちはまだまだで
関西大会に出ても、なかなか結果を出せない現実が続いているのですが
それでも、取り組むことをやめたいな、、と本気で思ったことはないんです。
もう疲れた〜!!大変や〜〜!!
しんどい〜〜!!と
言ってしまうことは時々ありますが😂
正直に言うと、何が正解なのか私にもわかりません。
ただ、間違いなく言えるのは、、
全国大会や選手権に行くことはもちろん素晴らしいですが、そういう部分だけにとらわれず、どれだけ純粋な気持ちでバトンに取り組めるかどうか。それが大切なんじゃないかな?ということです。
純粋な気持ちって、なんだろう、、と考えた時に出てくるのは
【バトンが好き】【仲間が好き】
【バトンが楽しい】【仲間と一緒なら頑張れる】こういった感情と
【私たちらしさを大切に】という、活動の軸の部分。
フェニックスらしさを大切に・・・
上のチームを見て羨んだり、よそのチームを見て自分のチームの価値を下げたりするのはもってのほかで
フェニックスらしさを失わず、私たちの全力を尽くすように努力する。
どうせ勝てないと諦めるのではなく、自分たちの最善を求めて、研鑽を怠らない。
それが純粋な気持ちでバトンに取り組むということだと考えています。
過去には、勝てないから生徒が離れるんだと人に言われたこともありましたし、もっと上手い人と一緒に練習がしたいからと言ってフェニックスを離れた方もいて
真に受けるとダメージ過多だったのですが(笑)
今は私も少し成長したようで
人生って選択の連続ですから、ただその選択の基準が、人それぞれで違うだけ。
そんな風に考えられるようになりました。
フェニックスは「足湯」なんですよ〜
私、フェニックスを紹介する時に、こういうことが時々あるのですが、これは卑下しているわけでも自虐でもなんでもなく、本心なんですね。
みんなが気持ちよく、笑顔でバトンに取り組めるように。レッスンを重ねるたびに、心と身体が少しずつ強くたくましくなっていくように。
練習はつらくしんどく追い込むばかりのものではなく、リラックスしたり、人とのコミュニケーションを取ったり、社会性を磨く場にもなるように。
足湯の効果ってたくさんあるんですよ!
血行促進
リラックス効果
むくみ改善
疲労回復
免疫力アップ
デトックス効果(発汗作用)
快眠効果
・・・
すごくないですか!?
サウナに長く入っていることは至難の技で、不可能に近いと思いますが、足湯ならリラックスした状態で長く長く入っていられます。
勝利至上主義ではなく、自身の人生経験の1つとして、バトンに長く関わってもらいたいな、そんな思いも強く持っています。
今は人生90年という時代ですが、メンバーがバトンに関わるのはその中のほんの一部。バトンを通して得る色とりどりの経験が、その後の長い人生を強く生きる力になるように。
私はバトンが大好きです。
もちろん、他にも好きなことはたくさんありますが、バトンだけは別次元で・・・
学生時代にバトンに出会い、そこから先の人生で何かを決断する時は、いつもバトンを優先してきました。
大学進学もバトン優先。就職もバトン優先。結婚後も出産後も、バトンから離れるという選択肢は全く無くて、今に至ります。
それは何故か。
理由は簡単で
【バトンが一番やりたいこと】だったからです。
今、フェニックスを居場所として選んでくれている全てのメンバーも、きっとバトンが大好きで、、バトンがやりたいことの上位にあるのだと信じています。
今日は兵庫県大会を観覧に行ったのですが、どのチームも作品をここまで作り上げるのに、たくさんの時間と労力を割かれたのだろうと・・・
目の前で繰り広げられる演技、その見えない後ろに、積み重ねてきた練習の道筋がはっきり見える団体さんがたくさんあり、とても感動しました。
そういう演技は、たった一回見ただけなのにとても心に残っています。
選手育成も、チームのレベルアップも、私自身が抱える大きな課題です。
足りない部分は真摯に受け止め、それでも「私たちらしさ」は決して失わずに。
これからも頑張りたいと思います。
大会のたびに、人との繋がりをたくさん感じ、そして感謝の気持ちに包まれます。
先に書いたスタッフさんやメンバーの協力はもちろんですが、保護者の皆様・ご家族の皆様のあたたかい応援にも、いつも励まされます。
遠くに住むOGさんがメッセージをくれたり、私自身も家族や友達が応援してくれたり。いつも本当にありがとう!!
まだまだ親の手が必要なツグミに関しては、私が親の役割ができない部分をいつも色々な方が助けてくださって・・・
練習も、大会本番も、本当にお世話になりっぱなしです。
送迎をしていただいたり、メイクをしていただいたり、時にはご飯に誘っていただくことも、、
私がそばにいられないことを気遣って、ツグミに優しく声をかけたり、大会のオフショットを撮影して送ってくださることも多く、、
チームの代表としても、そして保護者の1人としても、これほどあたたかい後方支援の手に守られていることは感謝しかありません。
いつもありがとうございます!
ツグミにも、サワにも、伝えたいこと。これが当たり前ではなく、こんなに関わってくださる方がたくさんいることは、ありがたいことなんだよ、という部分を伝えたいですし、常に周りに感謝できる人間になってほしいな。
メンバーにも伝えたい。
大会に出られること、発表の場があること。たくさんの方に応援してもらえること。いつも支えてくださるご家族の存在。
全て当たり前ではなく、感謝を持って受け取ろうね、と。
応援してもらえるチームで居続けることは、フェニックスの大きな目標の1つです!
それには、自分たちがまず、人としてどうあるべきか。
自分が良ければそれでヨシ、ではなく、常に正しい行動が取れているか。
学校も、仕事も、家庭も、自分が一番大切にすべき場所で、頑張れているか。
独りよがりにならず、自分たち優先にならず、周りに感謝の気持ちを持っているか。
年上は年下の鏡となり、年下は年上を敬えているか。
それがあってはじめて、人から応援してもらえるチームになれますからね。
メンバーに伝えると同時に、自分の胸にもそのことをしっかり刻んで・・・
今この瞬間から、バトンに純粋な気持ちで向き合いたいと思います!