第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

2022年2月19~20日

おおきにアリーナ舞洲にて行われました

第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

無事に終了しました!

 

フェニックスとシュシュからは5名のメンバーが

出場させていただきました。

 

前日の練習で。

私とスタッフの先生からのプレゼントボックス!

 

 

 

お揃いの靴下で気合を高めます(笑)!

 

 

今大会、お世話になった関係各位に、この場をお借りして

深くお礼申し上げます。

コロナ禍の大会ということで

難しい感染対策等も万全にしていただき

安心安全に大会に臨めたこと、本当にありがとうございました!

 

私は運営人員として

スタッフの先生たちも協力をしてくれて

無事に二日間を乗り切りました。

 

初めて泊まりで仕事に臨んでみましたが

めちゃくちゃ体が楽・・・!

今までなんで通っていたのか、、

もう、連続する大会は必ず泊まることにしたいと思います(笑)。

 

 

フェニックスとシュシュでは、通年の活動として

選手権大会への出場を目標にした選手クラスを設立しています。

在籍メンバーは少ないですが

高い目標を設定し、そこに向けて日々歩みを進めています。

 

一般クラスとの違いは何ですか?と聞かれることが時々ありますが

まずは明らかに練習量。

バトンを持っている時間、向き合っている時間が圧倒的に多いです。

なぜそうなるのか、と聞かれると

やはりそうしないと選手権大会に対応するだけの技術力が

身につかないから・・・なんですよね。

家で出来ることもありますが

やはりバトンという競技の特性上

体育館という環境が必須になってきます。

課題をこなすために、必然的に体育館にいる時間が増える。

これはもう、明らかですね。

 

そうなると、この時点で

「本人が好きで、やる気がある」だけでは成り立たなくなってきます。

練習時間を確保するために、様々な段取りをすること

体育館への送迎

自主レッスン用の体育館確保やレッスンの付き添い・・・

保護者の方の積極的な関わりが必須になってきて

兄弟姉妹さんがおられる場合は、もう、、家族を巻き込んでの

取り組みになってきます。

(良い言い方が見つからず・・・)

 

つまりは

生活の中心にバトンがあるかどうか。

「週1~2回の習い事」の範疇は大きく超えてきます。

時間も費用もかけ、覚悟をもって取り組めるかどうか。

 

難しい技がいつかできるようになるといいなぁ!

ではなくて

できるようになるまで覚悟をもって必死でやる。

できないならできるようになるまで必死で練習する。

その覚悟なんですよね。

それが、「いつか」ではなくて「今」なわけで。

だから、五人とも必死・・・です。

もちろん、わたしも同じく。

 

通常クラスと選手クラス

どちらがいいとか悪いとかは全くありません。

それぞれの取り組み方には明確な違いがありますが

バトンが好き、うまくなりたい!という根元は同じ。

フェニックスが好きで、ここに集ってくれる・・・

それも、同じです。

どちらのクラスに所属していても

私にとっては大切なメンバーたち!

 

 

関西のバトンのレベルはとても高いです。

京都だけで見ると選手権へチャレンジする人数がそもそも少ないので

順位をもらうことが可能ですが

関西となると、、予選を通過するのも必死です。

今回は2名が準決勝まで進みましたが、そこで敗退。

決勝に残った選手のレベルの高いこと・・・

もう、どこまでバトンは進化するのか??

怖いくらいです。

(実際は仕事のために一人の演技も見ることが出来ていないので

DVDを購入してあとから勉強することになるのですが・・・)

 

演技後、それぞれが私のところまで挨拶に来てくれました。

仕事のタイミングを見ながらだったので

あまり長く話すことは出来ませんでしたが

「どうやったん。自分の演技ができた?」

という問いに

涙涙・・・のメンバーもいれば

晴れ晴れとした表情のメンバーもいて。

2分弱の演技のために、一年間をかけてきたわけですからね。

演技内容が良くても悪くても、

やりきった自分に対しての涙が出るのは普通のことだと思います。

 

ドロップが何本だった

ロールが詰まってしまった

コンタクトで吹っ飛んでいった

 

具体的なミスの内容は、それはそれとして受け止めて・・・

 

うんうん、と話を聞きながら思うのは

五人それぞれがどんな気持ちで一年間バトンに向き合ってきたか。

日々の練習風景、悩み苦しむ姿、孤独に練習に打ち込む姿、達成感で喜びを爆発させる姿、

怪我や体調不良に涙する姿、、

それを365日支え続けてくださった保護者の方の姿や想いが

バーっと頭に浮かんできて・・・

「よくがんばったね」やはり、その一言に尽きるでしょうか。

 

こういう場面での指導者の声掛けに正解はないと思いますが

「ミスが少なくてよかった」とか「落とし過ぎて残念だった」とか

そういう次元のことではなくて

この日を無事に迎え、堂々とフロアに立った、そこまでの道のりに対しての

「がんばったね。お疲れ様」なんです。

 

 

バトンの指導を始めて30年弱の月日が経ちました。

独立するまでの十数年は、アシスタントとして言われたことを間違えないように行う。

目の前にいる生徒に、その時必要なことを指導する。

それの繰り返しでした。

独立してからは、教室経営のマニュアルもなく、経験もなく、それこそ試行錯誤の連続で

指導に対してもまさに一から。

技術を教えるだけでは全くダメで、何もうまくいかない。

それよりも「人と人との付き合い方」を学ぶ日々。。という感じだったように思います。

今とは真逆の指導スタイルだった時期もあったかな・・・

思い出すと恥ずかしいですが、それもやはり経験し、失敗しなければ気付かなかったことで

今の自分の指導スタイルを確立するために必要だったのだと思います。

 

「褒めたら生徒は伸びませんよ」と言われたことがありますが

それは褒め方に問題があるからではないのかな?と

私なりに分析し、そう理解をしています。

むやみやたらに褒めたり、出来ていないのに褒めるのは違うと思いますが

努力出来ること、高い壁に果敢にチャレンジしていること、

自分の気持ちをコントロールして冷静に練習に取り組めていること、、

そういったことはどんどん褒めて認めていきたい!

 

褒められることが目的になったり

褒められないとテンションがあがらなかったり

褒められるかどうか、大人の顔ばかり見たり

そういったことになっては本末転倒なので

やはり褒めるタイミングや内容がとても大切になってくると理解しています。

 

ただ、、それだけではダメなんですよね。

一番大切なのは「自分で自分を認められるか」そこじゃないかな。

本当に真剣に取り組んだのなら

結果に一喜一憂せず

「これだけがんばった自分、えらい!すごい!」って

単純ですが思えるかどうか。

「これだけやったのにあかんかった・・・」

一歩間違えば、そうなりがちですよね。

 

でも違います。

「失敗から得られるものは成長」

「失敗=to be continue」

まさに、これ。某メンタリストの方の名言です。

大好きな言葉で、自身が失敗した時はいつもこれを思い出しています。

 

 

次に繋がる失敗なら、それは大きな財産。

そして頑張ってきたかどうかは、自分自身が一番わかっているはず。

手を抜かず頑張ったのなら、そんな自分をしっかり認めて

胸をはってほしい!五人には、そうメッセージを送りたいです。

 

今回は予選敗退と予選通過

同じスクールの中でも結果が分かれる形となりました。

個人の戦いですし、みんなそれぞれ思うことがあったはずです。

失敗したのに悔しくない人はいないし、

手放しで喜べるだけの演技が出来たメンバーもいませんでした。

正直、複雑ですよね。

仲間だけどライバル。スポーツですから、結果や順位がつくのは当たり前です。

 

ここでどういう行動にでるか・・・

まさに、人間性を垣間見る瞬間なわけですが

予選落ちしたメンバーが、涙をこらえて

「明日頑張ってな!!」と仲間にエールを送る姿。

悔しくないはずはないし、きっと心の中は色々な思いがあるはずですが

自分の気持ちをちゃんとコントロールできるだけの人間性

口先だけではなくて、きっと、心からのエールだと感じました。

一人になったタイミングでたくさんたくさん、涙を流しているのではないかな・・・

 

保護者の方同士も同じなんです。

5人は仲間ですがライバル。(年齢区分が違う子もいますが)

それでも、お互いの子どもの演技を見て、

出来を喜び応援しあえる心・・・

簡単なようで、実はきっと難しくて。

そういったあたたかい雰囲気を維持してくださるおかげで

5人が安心してバトンに取り組めるんだと感じることも

しょっちゅうです。

 

指導者・生徒・保護者さん

このトライアングルの均衡がとれていることが

大切だと常々考えています。

どこの力が強くなってもダメなんですよね。

綺麗な音が鳴らなくなります。

良い意味での正三角形を保ちつつ

三者がそれぞれを尊重していくこと

これは私自身も、スタッフの先生も忘れてはいけないこと。

指導者だからなんでもあり、

言うことを聞くのは当たり前なんて

本当に時代錯誤もいいところだと思います。。。

 

今回は受付の仕事をしていましたが

ここだけの話、ごくごく少数ですが、ものすごい態度の大人もいたり(;^_^A

この態度で、自分の子どもがお世話になっている先生に向き合ってるのかしらと思うと・・・

 

生徒にしても、時々「勘違い」しているのでは?という人がいますよね。

 

幸い、私の周りにはそういったことはありません(#^.^#)

みんなそれぞれ、「人に対して」取るべき態度を理解しているからだろうと。

年齢、立場、色々ありますが

礼節を欠いた態度には気を付けなければいけませんよね。

これが欠けるとトライアングルは一気に嫌な音になります!

 

 

大会翌日から、早速自主レッスンの映像が送られてきたり

自主レッスンの内容報告が来たり

形に残る結果を残すことは出来ませんでしたが

5人それぞれ、すでに次のシーズンに向けてやる気にあふれています!

私だって負けてはいません(#^.^#)

年度末発表会と並行して

次年度の選手クラス募集、そして既存メンバーのレベルアップ!!

大変だなぁ、、ではなくて

ワクワクが止まりません!

 

 

年度末発表会やイベントも。

ソロコンテストも。

チームも。

選手権も。

全部、諦めたくない!

そして

うまくなるのと引き換えに楽しさを捨てるのではなく

楽しみながら、ワクワクしながら、うまくなりたい!!

仲良く、切磋琢磨しながら、存在を尊重しながら

フェニックス全体で、、シュシュや関係学校団体も含めて、、

みんなでうまくなりたい!!

みんなバトンにずっとずっと、長ーく関わってほしい!

 

私はものすごくワガママで贅沢なのかもしれませんね(笑)

 

 

まだまだ発展途上のフェニックス。

基本を大切に、そして人を大切に。

来年こそは・・・行くぞ!全日本選手権!!

(ちなみに来年は名古屋)

 

 




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