2025年11月3日
Asueアリーナ大阪において、第47回バトントワーリング関西大会が開催されました。
お世話になった関係各位に、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今年はジュニアとシニア、それぞれの部門で1チームずつ参加させていただきました。
どちらの楽曲も明るく楽しいもので、お気に入りの作品です!
バトンの表現には色々なものがありますが、私はやっぱり明るく可愛いものが好きで・・・
地を這うようなものや、おどろおどろしい表現・テーマの作品は踊ったことも作ったことも
あまりないかなぁ、、と思います。
では早速、大会の振り返りを。
一言でいうと【忘れられない大会】。
長く関わっていますが、初めて尽くしの今大会
感じたことなどをブログに残しておこうと思います。
ジュニアチームはU15で最少人数・6名での挑戦でした。
どこよりも少ない人数、、だからといって気後れすることないからね。
私たちのやってきたことを全力で披露して、たくさんのお客さんに見てもらおう!
審査員の先生に届けよう!
京都にこんな頑張っているチームがあるんだということを知ってもらおう!!
いつも通り胸をはってフロアに立とうね!!
練習から言い続けたこの言葉通り、本番は全員が全力を尽くしてくれたと思います。
9月に行われた京都府大会は、本番ドロップ1本、という演技だったので、その悔しい思いを関西大会でリベンジしようね!!
が最近のチームの合言葉でした。
1本のドロップの重み・メンバーとしての責任・それを成し遂げることの難しさや素晴らしさ、、
それらを身をもって経験できた京都府大会
悔しさや涙で終わらせるのではなく、次に生かそうね!!
みんながその想いを胸に、練習に取り組んできたつもりです。
が。
本番はまさかのドロップの雨が・・・
練習でも安定した演技ができていて、仕上がりもよかっただけに、とても悔いの残る実施になってしまいました。
本番実施が崩れた時、一番に思うのはメンバーの心なんですね。
どれだけ悔しいだろうか、落とした本人はどんなに後悔が残るだろうか、
周りのメンバーはどう思っているか、この実施を6人がどう受け止めているか
運営の仕事をしていると、メンバーのそばにはついてあげられません。
仕事の合間をぬって、なんとか本番を見届けるのが精一杯です。
事情によっては、それすら叶わないことがあります。
そばにいたら、言葉をかけたり気持ちも寄り添ったりすることが出来るかもしれませんが、それが出来ないので・・・
メンバーの様子は想像することしかできないのですが
どんなに悔しいだろうか、と。演技を見た直後はまずこの感想が出てきました。
同時に、仕上げきれなかった自分の指導力不足
厳しさを欠いていた練習
仕上がりの良さへの慢心
知らず知らずのうちにやらない言い訳を探していたのではないか?
そういった自分自身への反省が湧き出てきました。
チームの活動から学んでほしいことは山のようにありますが、その中の一つが【同じ目標に向かって頑張る意味】。
ソロであれば、自分が頑張った分だけ返ってきますし、ミスがあったとしても自分が受け止めればいいわけで。
ただチームとなると、どれだけ自分が頑張っていても、本番ノードロだったとしても
チームでミスが出ることだってあります。
その逆ももちろん。
仲間がノードロだったのに、自分がミスをしてしまうこともあるでしょう。
自分だけでは完結しないチームの活動を通して、仲間の気持ちを思ったり、仲間のために自分が頑張ったり
それもたった一回ではなく、長く練習を共にすることによって、気持ちの幅はどんどん広がると思うんですね。
これはジュニアチームに限ったことではなく、シニアチームにも言えます。
「自分はノードロだったから」
この思考自体が、チームにはマイナスでしかないんですね。
誰が落としても、どんなミスでも、それはチームとしての一本だからね。
私はいつもそう伝えます。
どれだけ練習していても、何かのきっかけで崩れてしまうこと、緊張にとらわれることだってあります。
まだ小学生・中学生・・・
その年齢で、あの大きなフロアにたった6人で立ち、ワントップではなく全員バトンで演技をしたこと。
大きな関西大会という舞台に立ったからこそ得た、悔しさや難しさなどの経験、思い通りにならないもどかしさ、がんばることの気持ちよさや出来た時の達成感、たくさん感じてくれたと思います。
それこそが財産です。
チャレンジしなければ見えてこなかったことばかりですし、全力を尽くした人にしか見えない景色があります。
私自身もまた大きな財産を得られました。

みんなの笑顔に救われます!
お疲れ様、も、がんばったね、もその場にいて声をかけてあげられない私に届く、保護者の方からのこういったお写真。
ありがたくて、、大げさですが涙が出ます。
泣き顔ではなく、こうして笑顔で元気な姿を見られて、少しホッとしました。
みんな今シーズンもお疲れ様でした!
審査用紙に書いていただいた「今後も楽しみなメンバーですね!」という言葉が、とても嬉しかったです。
みんなにバトンを楽しみながら、長く続けてもらいたいな。
ジュニアにも、シニアにも、思うことは全く同じです!!
そしてシニアチーム。
こちらは、、大会をご覧になった方はご存知だと思いますが、予想外の音響トラブルがあり
私たちの思っている完全な形で演技を披露することはできませんでした。
時間が経ち、考えれば考えるほど何が正解だったかはわからなくなっています。
ただ、一つだけ言えるのは、あのような異様な状況(あえてこういう言葉を使いますが)であっても
メンバーが誰一人として踊ることをやめず、自分たちの持っている力を全部出し切ってくれたこと。
これだけは紛れもない事実です。
音響効果ってやはり大きいんですね。当たり前なのですが、、
音が小さく、歌詞も入らず、メロディーはかろうじて聞こえていましたが
きちんとスピーカーから流れていない中での演技だったので、見る人によっては
「おとなしく見えた」「元気がなかった」そんな声もチラホラありましたが
普段の練習を見ている私からすると、全くそんなことはなくて
むしろいつもよりも高い集中力で、曲を聞こう・・・!とする気迫と、
踊りきるぞ!!という冷静さと、いつもにはない雰囲気の中で、ミスの少ない良い演技が出来ていたと思います。
後日談、なのですが
サワがオープニングであれ??となって
「これ、曲おかしいですよね・・・!?」と近くにいたメンバーにアイコンタクトしたところ
そのメンバーが超満面の笑みで返してきてくれたらしく
これは踊り続けるぞ!ってことだ!!そう思ったんだとか。
現場対応力のすごさ・・・
音響席の近くで見ていたので、「おかしい・・・!」と思った瞬間に、申し出て曲を止めてもらおうかとも一瞬思ったのですが、
万が一それで失格、とか罰則、そういう事態になっても取り返しがつきませんし
何とか頑張って踊りきって・・・!その想いで見守ることしかできませんでした。
※念のために書き添えますが、特にそういうことでの失格や罰則の規定があるわけではないんですね。
ただ前例がありませんし、どう判断されるかはその時の私にはわからなかったので・・・
正しい形で音楽が鳴らず、こだわってきたリズムの取り方や踊り方は、正直、あまり伝えられませんでした。
今回のことは、作品を作ってくれたスタッフの先生・このために目標を掲げて頑張ってきたメンバーにとっては、受け止めきれない事態ですし、その気持ちを思うと本当につらくて、謝ることしかできません。
そしてわざわざ会場に足を運んでくださったご家族の方・お友達や応援して下さったすべての方にも、申し訳なくて・・・
非常事態でしたので、閉会式直前、シニアメンバーに会う時間を作りました。
みんなもちろん様々な感情があったと思います。
疑問も、怒りも、モヤモヤもあって当然ですし、トラブルの明確な原因もわからず、どこにこの思いをもっていけばいいのか??という状態だったかもしれませんが
「全力でやりきったので!」
その言葉を聞いて、ほんの少しだけ心のつかえがとれて、救われたような気になったんですね。
環境や周りのせいにせず、その時与えられた場で全力を尽くし、それが出来た自分たちをしっかり認めて納得できる。
やりきった、と言いきれて、そこで自分の心を整理でき、前を向ける。心が育っていないと出来ないことです。
なにかのせいにして文句を言ったり、権利を主張するのは、よほど簡単なこと。
トラブルに負けずに、素晴らしい演技をしていたのはフェニックスだけではなく他の団体さんも同様だったと思います。
フェニックスを創立して15年以上が経ちました。
関西大会にチャレンジしたのは創立何年目だったか覚えていませんが、とにかく、毎年途切れることなく
この大きな舞台にチャレンジし続けています。
関西のレベルは超!!がつくくらい高いので、「もう諦めようかな」毎シーズン、必ず頭のどこかによぎるのですが
頑張ってくれているメンバーの姿を思った時、、本当に歩みを止めよう、とはならないんですね。
そうやって、今年こそ、今年こそ、、今年もまた、、
歩み続けてきた結果が、今回のシニアメンバーの演技だったように思うのです。
何が言いたいかというと、キャリアの差!!
これはメンバーも言っていて、私も心から同感なのですが
大人になってからのキャリアを積み続けていること・現場経験の長さがあったからこそ
どんなことにも動揺しないメンタルが培われ、現場対応力が思う存分発揮できたのではないかと・・・
本当にそうだと思います。
結果を残せない私が、バトン界で唯一といっていいくらい胸を張れるのは
「途切れずに大会にチャレンジしていること」
「それが叶うだけの素晴らしいメンバーに恵まれていること」
全国大会も夢ではありますが、それよりもまずは人に恵まれ、大会の場があり、たくさんの経験を積めることに感謝したいですし、今回のことについても、一つの経験として大切に記憶しておこうと思っています。
バトンはスポーツですが、一般的にスポーツといわれる種目とは大きな違いがあります。
それは「環境に左右されないこと」「相手に左右されないこと」
例えば屋外で行うサッカーであれば、天候やグラウンドコンディションに左右されますよね。
そしてコンタクトスポーツであれば、相手の攻撃などもあるでしょうし、、
コンディションに悪戦苦闘しながら!とか、相手の攻撃をかわしながら!!
そういう側面がバトンにはないと思っていたのですが
今回のように環境に左右されることもゼロではないんだ、、と思いました。
そういう側面がないので、それらに対応する練習もしていないのが当たり前なのですが・・・
それなのにメンバー全員が冷静に対応し、今できる全力を出し切れたのは
やはり培った経験と心の部分が大きかったのだろうと、改めて実感しています。
何事もなく音楽がかかり、そんな現場対応力なんて使わなくてもいいにこしたことはないのですが
何が起こるかわからない、それもまた生きていく上ではあるあるなのかもしれませんね。

シニアチームの今回の演技は、楽曲的には完全なものではなく残念でしたが、
その姿が教えてくれたことはとても大きく貴重なものだったと思います。
見守っていたジュニアにも、たくさんのことを教えてくれました。
どんな時でも、諦めずに全力でやるんやで!!ということ、ジュニアもシニアの姿から多くを学んだと思います。
みんな本当にありがとう。まっすぐな気持ちで取り組んでくれたみんなのことを誇りに思います。
頑張ったみんなに、素晴らしい賞をいただきました!!

関西大会でこういった賞をいただくのは初めてのことです。
今後の励みになります!みんなの頑張りのおかげです。
大会に参加するたび、たくさんのことを知り、学びます。
それは運営でもそうですし、指導側面でも。
今回は会場部のお仕事だったので、ひたすら場内巡回をしていたのですが
メイクNGのところでメイクをしていたり、、バトンシューズNGなのに外に出ていこうとしたり、、
ちょっとしたルール違反もやはり目にするんですね。
本番後、ものすごく長時間、通路で輪になり反省会をしているチームもあれば
コーチのお話をひたすら沈痛な面持ちで聞いているチームもあったり
スマホでのルール違反な動画撮影もあったり
保護者の方の大声でのおしゃべり、演技中の立っての移動、、
なんで気付かないのかな~
そこ迷惑になってるけどな~
ここでのお化粧はあかんって言われてるけどな~
先生から聞いていないのかな~
会場を巡回しているとたくさん目につきます。
あまり目に余る時は、立場をもってお声掛けしますが、、
自分たちが良ければいい、そういう思考で動いてもらいたくないので
自分のチーム・生徒にはうるさいくらい大会ルールについても、大会での正しい行動についても伝えているつもりです。
保護者の方への観覧マナーなども、大会ごとにお伝えしているので、「また来た!!」と思われているかもしれませんが(笑)
それくらいして、みんなが理解して、ちょうどよいこともありますので(*^-^*)
大きな大会に出ることは本当にパワーがいります!
来年もそのパワーが続くか・・・!?
いや続けたいので、自分の身体と心も労りつつ、みんなにも助けてもらいつつ、一歩一歩進んでいきたいと思います。








