延長宣言に思うこと

延長宣言に思うこと

緊急事態宣言が延長されるようです。。

(正式発表はまだですが)

 

ずーっと考えています。

私たちのバトン活動はどうなるのか。

緊急事態宣言下の習い事ってどうあるべきなのか。

正解がわかりません。

 

学校はあるので、子どもたちの学びの機会は

ある程度保証されているのでしょう。

もちろん、様々な活動は中止だったり規模縮小だったり

本来の学びや経験とは程遠いと思います。

我が子のケースで言えば、学校は時差通学。

部活動も規模や時間を制限しながら続けられています。

 

学校や会社は動いている。

最低限、生活に必要だから。

子どもたちの学びの機会は保証されるべきだから。

では習い事はどうでしょうか。

必要?不要?なんなのでしょうか。

 

一年前の自粛の時と大きく違うのは、

「大半の社会が動いている(ようにみえる)」という点です。

私個人の考えですが、明らかにそう感じます。

緊急事態宣言って何なのかな??

毎日毎日、そう考えています。

徹底して自粛、ステイホームを求められていた一年前とは

街の風景も、人の考えも、行動も、全く異なります。

 

そんな中、私たちのバトン活動は完全にストップしています。

それは施設が閉鎖されているからです。

 

「感染予防対策のために施設は閉鎖します」

そう言われると、どうしようもありません。

緊急事態宣言の意味合いを私なりに正しくとらえて

その施設の判断にもちろん従うわけですが

ふと違う風景を見ると

施設が空いていて

習い事をやっているところもたくさんあるわけです。

感染予防対策をして行うのだから問題はないのでしょう。

実際、私も娘の習い事は普通に開講されているので通っていますし

感染対策に不安を感じたこともありません。

 

やれる習い事

やれない習い事

使える施設

使えない施設

 

私たちのバトン活動は、今、後者です。

こんなにも不安になるのは、社会から置いていかれる感が強いからだと思います。

 

ものすごく不安です。

夜もあまりよく眠れません。

 

場所がないなら、自分で探すしかない?

そうかもしれません。

じゃあ公園や河川敷でレッスンをします!

これる人集まって!!

声をかけたら、確実に人が集まります。確実に。

みんなバトンがしたくてしたくて

ずーっと我慢しているのですから。

でもそれって正しいの??

 

ここでまた出てくるわけです。

緊急事態宣言って何??

人を集めること自体がどうなの?

いいの?悪いの?

 

正解もなく、罰則もなく、モデルケースもないから

一人で悶々として道に迷いそうになって不安にとらわれる。

最近はずっとそんな感じです。

 

勇気をもって人を集める?その勇気って・・・

私には持てそうもなく

結果、なんとかして自宅にいながらバトンと関わる生活を

メンバーに提供しようと躍起になっています。

全く意味のない行動なのかもしれません。

しつこく続けている配信は、誰のためなのか

自分の自己満足?かもしれない。

それもわからないし、わからないことばっかり。

もう頭の中がぐちゃぐちゃで、心はずーっと重苦しいままです。

それでも、自分で自分を励ましながら

毎日を過ごしています。

 

勇気をもって他府県の体育館を確保して

メンバーを連れて越境したり

勇気をもってどこかに人を集めたり

とてもじゃないけれどできなくて

勇気の持てない私の団体に所属するメンバーは

学びの機会をどんどん失っていきます。

 

勇気のある先生が率いる団体とは

大きく学びも経験も異なるわけです。

 

そのことを考えるとまた不安になります。

メンバーに対する申し訳なさと

自分の不甲斐なさを痛感します。

でも施設がなぜしまっているのか?

そこに立ち返った時に

「集まらないようにするためでしょう」

と・・・

だから集めることができません。

 

万が一自分が感染していたら

万が一生徒が感染していたら

 

怖がっていたら何もできないという意見もわかります。

でも、、でも。ね。

真面目にとらえすぎなんでしょうか。

習い事で得られる、貴重な子どもたちの学びは奪われて・・・

でもルールだからと守っている私。

 

真面目にとらえて、真面目に自粛している人が結局損をするって

世間でよく言われていることが

なんだか急に現実味を帯びてきた気がします。

 

期間がわからないのも不安をあおる一つの要因で

5月中旬までの我慢。

5月末までの我慢。

そう思っていたのが

6月20日まで(多分)・・・

そこで終わるの?また延長ということもありえる・・・

 

もう少しの我慢,今はみんなで我慢しよう!

そうメンバーを、自分を、励ましてここまでやってきたけれど

いったいどこまで、いつまで、我慢すればいいのか

 

怖がらずに人を集めてバトンをしてみたら

案外スッと心も体も楽になるのかもしれませんね。

どちらの道を選んでも、

必ず賛否両論あるでしょう。

それもわかっています。

 

使える施設もあれば使えない施設もあり

学べる生徒もいれば、学べない生徒もいる。

これって教育格差とちょっと似ている?

その格差を生み出しているのは私自身なのでは?

そう考えてしまうと、体中の力が抜けるような・・・

 

バトンは継続して、初めて成り立つ芸術スポーツです。

他のスポーツや習い事も同じかもしれませんが、

各自が今のレベルになるまで、時間と努力を重ねてきました。

個人でもそうですし、フェニックスバトンチームとしても同じです。

歩みをとめる怖さ・練習をしなければどうなるか

私自身が一番よくわかっています。

それでもみんな我慢しています。

我慢我慢の連続です。

学校以外に自分を表現したり、パワーを発散する場がなく、

メンバーもきっとストレスがたまっているでしょう。

保護者さんの立場から見ても、それは同じだと。

 

メンバーは

何を目指してやっているのか、見失ってもおかしくありません。

 

保護者さんは、子どもにどんな声掛けをして

どんな風にモチベーションを高めていくか

きっと不安な日々を過ごされていると思います。

 

そもそも高さや広さが必要なバトン、

オンラインにも限界があり

それを理由にしてはいけないと思いながら

出来ることの限界を感じて・・・また不安になります。

 

再開しているチームもあれば、

うちのようにストップしているチームもあり

 

不安やったらやればいい、と言われそうですが

できない・・・できないからまた不安、、

でもできない・・・何をしたらいいのやら。

どこへ進めばいいのやら。

この魔のサイクルに落ちています。

 

6月19日には京都の高校生のコンテスト

6月20日には関西のバトンコンテストが予定されています。

 

高校コンテストについては、全国大会に続くものなので

緊急事態宣言中でも開催が認められているのだとか。

満足な練習は全く出来ていませんが

そんな中でも大会があることに感謝、なのでしょうね。

特に高校生、部活動は時間的制限があるので

この大会が最後になる子たちを思うと・・・

 

20日についてはどうなるか現時点では全くわかりません。

 

「頑張って練習してきた子たちのために、ぜひ開催を」

「4月末から一度も体育館で練習していないのに、本番を迎えること自体が無理」

「今出来ることだけでもいいから、本番経験を積むことが大切」

「そもそも集まっていいの?」

 

10人いれば10通りの意見があり

どれが正解ってないんですよね。

本当に悩ましい。心が休まりません。

 

フェニックスでもシュシュでも

コツコツと動画レッスンを積んできた子もいますし

その子たちのことを思うと開催してほしい、、

でも種目や級によっては、自宅では限界があり

ほぼレッスン出来ていない子もたくさんいる、、

 

団体長としての立場

保護者としての目線

メンバーの気持ち

色々考えると、また心がざわざわします。

 

初めての緊急事態宣言から、約一年

その間、いったい何をしていたのか

何の対応もできていないし、結局あたふたしているだけで

ニュースで政府や企業がそう批判されているのを聞くと

自分のことを言われているような気になります。

同じですね。

これといったオンライン対策もできないままで

「さすがにそろそろ落ち着くだろう」

そういった甘えがあったのも事実です。

自分の弱いところがでたな、、と感じています。

 

それでも、私自身が道をしっかり示さなくては

小さくても、一つの団体の代表者として

それはメンバーと保護者さんに対する責任だと思っています。

考えを貫くことは容易ではありませんし

ダラダラ書いたように実際不安に付きまとわれています。

常に何かしら不安と苦痛がつきまといます。

それでも、私自身が思う「正しい緊急事態宣言中の過ごし方」

 

もっと違うやり方はないか

リスクを抑えて

みんなの学びの機会を確保しつつ

バトンをやっていてよかった!そう感じられるような時間の提供

考えろ・・・考えろ・・・by突破ファイル

 

また、眠れない夜が明けました。

 

今日は京都府バトン協会のオンライン総会があります。

他のチームさんの様子を色々とうかがいつつ

少しでも前向きなブログがかけるように

背筋をシャンと伸ばして参加して来ようと思います。




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