先生の想い

子どもの権利とスポーツの原則

ユニセフが定めている

「子どもの権利とスポーツの原則」

10箇条

 

①子どもの権利の尊重と推進にコミットする。

②スポーツを通じた子どものバランスの取れた成長に配慮する。

③子どもをスポーツに関係したリスクから保護する。

④子どもの健康を守る。

⑤子どもの権利を守るためのガバナンス体制を整備する。

⑥子どもに関わるおとなの理解とエンゲージメント(対話)を推進する。

⑦スポーツ団体等への支援の意思決定において子どもの権利を組み込む

⑧支援先のスポーツ団体等に対して働きかけを行う。

⑨関係者への働きかけと対話を行う。

⑩スポーツを通じた子どもの健全な成長をサポートする。

 

 

スポーツ指導に関わる一人の人間として

「指導者による暴力や暴言」というニュースには

敏感にならざるをえません。

 

それがどのようなスポーツでも同じですが、自分が関わっているスポーツであればなおさら、です。

 

冒頭に挙げた10箇条

①〜⑥、そして⑩

当たり前のことばかり

 

改めて読み返し、自身を振り返ってみました。

 

これを言うと、まさに老害の一歩手前かなと感じるのですが「私たちの現役時代は」厳しい指導は当たり前だったように感じます。

同年代の方と話をしていると、部活動で先生や先輩に厳しく指導された話は、いくらでも出てきます。

 

幸い、私は自身のバトン経験で、一度も無意味に厳しい先生や先輩に出会ったことはなく、ハラスメントも経験がありません。

厳しい指導はありましたが、それは理不尽なものではなく、上達のために必要なものだったと感じます。

特に中高の部活動は、当時は上下関係に厳しい方だったと思いますが、そこでの経験が自分の財産となっていることも確かです。

 

どこまでが指導で、どこからがハラスメントか

どこまでが叱咤激励で、どこからが暴言か

 

 

改めて考えてみると曖昧な気がします。

自分の中にあるラインは明確なのですが、そこが他人ともイコールかというと、そうではなくて、、

 

人によってその理解は異なり、そのことが問題が起こる原因になっているのかもしれません。

 

ハラスメント→人権侵害

発言や行動で尊厳を傷つけたり、脅威を与えたりすることですね。

上下関係や師弟関係などで起こりやすいと言われています。

 

現場で指導をしていると、当然のように「じゃぁ、次は○○して」と指示する状況が生まれます。

どんな指導者も、生徒に対して指示するのは普通のことだと思うのですが、それがいつしか命令になり、、時に強い言葉だったり行動だったりということになり、、結果、ハラスメントになっているケースがあるのかもしれません。

 

指導する上で、何を一番に考えているか

それは指導者によって異なると思いますが、

私の場合はまず「バトンを楽しんでもらいたい」ここが一番。それから、バトンを好きになってもらうこと。そして好きだからもっと頑張りたい!もっとうまくなりたい!という気持ちを育てること。そして、バトンはいろいろな形で楽しめるものだと知ってもらい、長く続けたり、関わってくれる生徒やOGが増えること。

 

これが、自分の中で理想とする形です。

 

もちろん

結果も大切だし、スキルアップも大切です。

学校の部活・教育の一環として存在するバトンではなく、フェニックスのようにお稽古事として存在するスクールのバトンは、お月謝をいただいて生徒を預かっているのですから「今日も楽しかったね〜」だけではダメなこともよくわかっています。

 

お月謝をいただく以上、生徒が上達するように導く責任があります。その責任感や情熱が間違った力を持つと、暴言になり、生徒の人格否定、つまりはハラスメントになってしまうのでしょうか。。

なんともやるせない気持ちになります。

スポーツ界での暴言や暴力の記事を目にするたびに、「これは指導ではなくて、明らかに人格否定」だと感じることがとても多いです。

身体的特徴を指摘したり、理解の速度を人と比べたり。それが人格否定だと理解できない人は、指導者を名乗る資格はないと、個人的には思っています。

 

ハラスメントを行っている当の本人には、全く気付きがなく、反省もなく、もしかすると「上達のために必要なこと」という正義感すら持っているかもしれませんよね。恐ろしいことですが、、

 

だから私は、常々スタッフさんとの風通し、保護者の方との風通しを良くしたい。

そう思っているのです。

フェニックスは小さい団体ですが、私自身、代表として何かが起こったら責任を取る立場にあることを充分自覚しています。

 

コーチ、今のはちょっと違うかもしれません。

先生、あの言葉はちょっとどうですかね。

 

様々な視点、立場から見ることはとても大切ですよね。自分だけでは見える部分って限られていますし、考え方の幅だってしれています。

 

自分では正しいと思っていたことがもしかしたら違っているかも。それを見てみぬふりではなく、ちゃんと言ってもらえる環境を、常に作っておきたいのです。

 

楽しい!と思えることが第一なのに

それを忘れてもし結果を残すことが第一、となったら?おそらく、生まれつき身体的能力が高く、センスがあり、飲み込みも早くて、レッスンに通う環境も整っていて、バトンの選手としてとても適正がある!!というメンバーしか残らなくなるでしょう。

将来プロを目指すなら、それでいいと思うんですね。でもそうではなく、長い人生の中の彩りの一つとしてのバトンならば、やはり自分自身を大切にして、自分で考えてレッスンにきて欲しいですし、自分の気持ちでバトンに向き合ってほしいと、そう思います。

命令されるからやる、怒られるのが嫌だからやる、、、そうはなってほしくありません。

 

ハラスメントに敏感になるあまり、生徒や保護者さんの顔色をうかがってご機嫌を取ったり、出来てもいないのに褒めちぎったり、それもまた全く違っていて。

 

生徒に対してレッスンにおいては毅然とした態度であることはとても大切です。

レッスン中の甘やかし、馴れ合い、良いことは一つもないと認識しています。

ただ、大切なのは厳しさの中にも、相手をリスペクトする気持ちがあるかどうか。

例え対象が幼児さんであっても、入門レベルの生徒であっても、です。

 

生徒をリスペクトする、というと違和感を感じる方もいるかもしれませんが、一人の人間としてリスペクトするのが当然だと考えます。

生徒に限らず、保護者の方も、スタッフさんも、関わる人一人ひとりを、立場に関わらずリスペクトすることで、自ずと自分が取るべき正しい行動が見えてきます。

 

また、それは生徒や保護者の方から見ても同じで、仲間をリスペクトしているか、指導者をリスペクトしているか。

立場を勘違いして、出過ぎた発言をしていないか、逆ハラスメントになっていないか。

 

そういうことを考えた時、やはり人に対して丁寧に向き合う心は忘れてはいけないな、、と思いますね。

 

50人生徒がいれば、50通りの取り組み方があり、考え方がある。

個性も50通り。成長速度も50通り、みんな違って当たり前です。

50人が人生の中で一番大切にしているものは、その人にしかわからないし、それこそが多様性だと思うんですよね。

生徒やスタッフ、保護者さんをリスペクトし、同時に多様性を大切にしたいです。

家庭も、仕事も、勉強も、部活も、旅行も、家族行事も、レジャーも、恋愛も、推し活も、普通なら「え!?」と思われるかもしれませんが、、それを認めているのは常に上に書いたような気持ちがあるからなんです。なんで練習休むの?と腹をたてるのではなく、いいね、楽しんできて!次レッスン来た時はその分頑張ろな!と、常にメッセージを発信しているつもりです。

 

怒鳴って、競わせて。罰則をつけて、意味のないハードな課題を課して。この世界は甘くない、そんな気持ちじゃ何もできないと言い放つ。愛のムチ、という言葉で片付けられる時代では、もうありません。

 

自分が大好きなバトンの世界で、暴言暴力のニュースを目にして、本当に悲しく、辛く、色々と考えたので今回のブログを書きました。

指導者資格を取る際に、様々なコンプライアンスについて学ぶはずなのに、それが置き去りにされている現状があるとしたら、本当に悲しいことです。

 

指導者には、父性と母性の両方が必要なんだそうです。規律・法律をもとに倫理性を強調する父と、無理なものは無理だよね、と情緒性を持つ母。つまりは、硬軟織り交ぜた指導の工夫が必要で、その根本にプレイヤーをリスペクトするというフェアプレーを忘れてはならないと。

 

私は父性と母性、両方あるでしょうか・・・

やはり、自分を客観的に見るのはとても難しいですね!

常に風通しがよく、生徒が心身ともに安心安全な状態でレッスンに通えるよう、これからも気を引き締めて頑張りたいと思います。

 

 


2022京都府大会

久しぶりのブログ更新になりました。

推しブログは毎日更新できるのに(笑)

なぜバトンブログは更新できないのか、、

 

理由は明確。

パソコンからしか書かないから。

もちろん、タブレットからでも

スマホからでも書けるのですが

長文を打ちますので、

キーボードがないと書く気にならないんですよね。

※社会人生活で鍛えられたので

ブラインドタッチには自信があるのですww

 

でも

パソコンを立ち上げるのは面倒なんです。

 

 

片付けられない私のパソコンですから

中身が重たくて重たくて、、

時間もかかるし、ついつい億劫になり

気付いたら、Instagramばかりに頼る日々。

 

 

せっかく設けているブログなのに

更新が滞っては意味がありませんよね。

スクールのSNSは、広報の意味も大きく兼ねているので、マメに更新しなければ効果も半減、、

わかっていながら、なかなかで。

 

でももう大丈夫です!

なぜかというと、、やっと購入したから!

Bluetoothキーボード

 

 

 

 

スマホも立てられるスグレモノ

これがあれば、出先でもどこでも

サクサク文章を書くことができます!

 

 

めちゃくちゃ早いし、ラクラクです(^^)

もっと早く買えばよかった、、

 

 

というわけで、久しぶりのブログは

9月18日に行われた

第30回バトントワーリング京都府大会について、色々綴りたいと思います。

 

 

想いが新鮮なうちに書かないと、言葉が出てこなくなるので。

 

今回、スクールの関係団体は過去最大の6チーム。

 

そこに学校の関係団体を合わせると更に6チーム。合計12チーム!すごいですね〜、、

 

 

スクールの関係団体は、全て私が責任を持ってエントリー作業をしなければいけないので、まずはそこが大変です。

 

 

年齢的にも、一人での作業は本当に怖くなってきました。

 

うっかりミス、とかね、、あってはいけない世界ですから、、

 

 

事務作業に関しても、ダブルチェックのシステムを作りたいと常々思っていますが、そろそろ本格的に導入しなければいけないかも。

 

 

今でもスタッフの先生に多くを頼っている私ですが、また更にお願いごとが増えそうです。

 

そう思うと、、何でも一人でこなしておられるバトンの先生方、たくさんおられますが、本当にすごいことだと思います。私には無理(^_^;)

 

さて、話を戻しましょう。

 

台風が心配された三連休

 

なんとか無事にお天気も持ってくれて、大会を無事に終えることができました。

お世話になった皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

 

昨年は緊急事態宣言中だったので、一人も観客がいない席に向かって演技をしたのですが、今年は関係者2名までの入館が可能となりました!

 

 

観客がいることが、こんなに幸せだというのは、こういう状況にならないとわからなかったことですね。

 

昔は観客席は常に満席で、応援をしてもらえるのが普通だったので、、 

 

声援はNGでしたが、大きな拍手をもらえたこと、他団体の演技を見られて刺激を受けたこと、日頃の頑張りをたくさんの方に見ていただけたこと、我が子の日々の努力を体感できたこと、、選手にとっても、関係者の方にとっても、本当に意味のある大会だったのではないでしょうか。

 

 

大会後、協会の先生方と

「やっぱり日頃から支えてもらっている人に、演技を見てもらえるというのは幸せだね、、」と。みんなが同じ気持ちで、有観客での大会開催ができたことを心から喜び合いました。

 

関係団体が6チーム

 

それぞれに対する想いが、溢れるほどにあります。

 

ひとくくりにはできないので、今回はシニアチームについての想いを書きますね。

 

今でこそ「シニアチーム」という名前がフェニックスの中でも定着していますが、実は、このシニアこそが、フェニックスバトンチームの原点なのです。

 

この歴史を知っている人は少ないと思いますが、フェニックスバトンチームは、ジュニアがスタートではなくシニアがスタート!という珍しいスクールなんですよね。

 

普通は、小さい子どもたちからスタートして、その子が大きくなり、チームのメンバー構成が大人になり、、という成長過程だと思うのですが。

 

 

フェニックスは、私が指導していた学校団体の部活メンバーが「卒業後もバトンをしたい、どこかで集まってやりたいな」という声がもとになって出来たスクール。

 

だから、スタートはシニア(大人)からなんです。

 

学校部活のOGを集めてチームを作り、大会に出たのが歴史の始まりです。

 

 

それから少しして、小さい場所でバトン教室をすることになり、そこに集まってくれたのが1人、、初めてのソロコンテストは、確かその子と、チームにいた大人メンバーと、合計3人で参加した記憶があります。

 

そんな歴史があり、今年で14年目を迎えました。

 

ベースが学校部活のメンバーで構成したシニアチーム。

 

強みもありますが、弱点もあって。

 

最大の弱点は、個人の技術力不足なんですよね。

 

 

学校部活出身のメンバーは、小さい頃から始めたトワラーと違って、ソロコンテストや選手権には馴染みがありません。

 

学校の部活バトンは、基本的に「チームに必要なこと」に的を絞って、練習するからなんです。

 

 

なぜか?理由は明確で、

 

○時間がないから

○活動の終わりが決まっているから

 

私が指導に行っている学校(私の母校でもあるのですが)は、基礎を充分に練習したり、ソロコンテストに取り組んだり、技能ライセンスを受験したり、バレエの時間を取り入れたり、体操の先生を呼んだり、そういったことはできなくて。

 

 

あくまでも学業が最優先、部活動は学校教育の一部であり、それを最優先にするものではない、というしっかりした理念があるからなんですね。

 

 

活動時間も短いですし、基礎が大切だと理解しながらも、その部分を最小限にしなければ作品が作れない難しさを常に抱えていて

 

結果、チームの振り付けに入るであろうものに的を絞って練習する。という形になるわけです。

 

シニアの個人スキルアップのために、今ソロコンテストにチャレンジしているメンバーも多いのですが、指導をしているとその技術の偏りに驚くことがよくあります。

 

ツースピン、トス側転など、最上級ソロトワールレベルの技がスラスラ取れるのに、初級レベルのフィンガーで苦戦したり(^_^;)

 

 

スリーバトンがとっても上手なのに、イリュージョンに苦戦したり(^_^;)

 

 

私自身が学校部活出身なので、この現象には驚かないのですが、、

 

実は私も、ソロコンテストの存在すら知らずに大学の部活に入り、よくわかっていないまま企業のバトンチームに入り、そこで先輩に「え!!!これできるのに、これはできひんの!?!?」と驚かれたことが何度もありましたww、、その話はまたいつか、、

 

関西大会で競う他スクールの構成をみていると、小さい頃から選手権で技を磨いてきた人も多くいますし、指導者も世界レベルの方々が多いです。

 

 

同じような人数構成であっても、選手のレベルも指導者のレベルも、もう段違いというか。それが現実。

 

しかし、最近ようやく!

 

 

小さい頃からコンテストや選手権にチャレンジしてきたメンバーが大きくなり、シニアチームに加入してくれるようになったことで、グッと技の内容が濃くなりました。

 

 

そして今年。

 

また新しくジュニアから育ったメンバーがうれしいことにたくさんシニアに加入してくれて、さらに選手の層が厚くなりました。

 

 

ジュニアから育ったメンバーは、全員キチンとソロコンテストで基礎力を身につけているので、技術力の安定感を今から育てなくてもいい、という強みがあります。

 

では、既存のメンバーが力を発揮していないかというとそうではなくて

 

 

既存メンバーの14年間の努力、活動を続けてきてくれたこと、そのものがなければ、今のシニアチームは存在しないわけで

 

バトン好きだから続けたいな〜、という想いから、コツコツと歩みを止めずに、その時関わってくれたメンバーが最大限の努力をしてくれたからこそ、フェニックスがここまで育ち、ジュニアが育ち、シニアに憧れてバトンを続けることに繋がり、、

 

また、今でも学校部活のメンバーが「卒業してもバトンを続けたい」とフェニックスへ興味を持ってくれて、参加してくれて

 

年によっては、受験で一年おやすみしていたメンバーが、バトンへの想いを大切にし続けて復帰してくれたり

 

長くバトンから離れていた社会人が、勇気と決意を持って復帰してくれたり

 

家庭を持ちながらでも、チームへの情熱を燃やし続けてくれたり

 

フェニックスは、ある意味、奇跡の団体だと自負しています。想いを同じくして集まった、年齢もキャリアも環境も性格も、何もかもバラバラのメンバーたち

 

 

ベテランも、若手も、そして部活からも

 

 

多くの人が集い、今年は19名の大所帯!

 

ティノもジュニアも少ない人数ですが、シニアは近年稀に見る人数でチームを組むことができています。

 

一番に感じるのは「続けることの尊さ」

 

物事を続けるのは、簡単なようでとてもむずかしいですよね。

 

どんなに好きでも、楽しいことでも、いいことばかりではないし、時には辛かったり、悩んだり、苦しんだりもします。

 

 

続けたくても環境が許さなかったり、時期が許さなかったり。自分の意志ではどうしようもないこともあるかもしれません。

 

今の時代、「ここまで続けたのにやめたらもったいないよ」という声掛けは、あまり心に響かないと聞いたことがあります。

 

なにかにこだわって続けるのもいいけれど、色々なことにチャレンジしたり、広く浅く色々楽しもう!という時代の流れもあるような気がします。

 

何に対しても、「物事をやめる」ということ自体、昔よりハードルが下がっているのかもしれませんね。

 

だからこそ余計に。

 

自分の心で決めて、好きを継続できる。

 

その尊さを、私はシニアメンバーの姿を見るたびに感じるのです。

 

私の母校は仏教校なので、仏参という学校行事があるんですね。

 

どんなペースだったかな、、私が在学中は週に一回だったような覚えがありますが、今はちょっとわかりません。

 

その仏参の中で、先生方が交代で「お話」をされる時間があるんですね。

 

 

感動したこととか、考えて欲しいこととか、その先生が独自で考えた内容を話してくださるのですが

 

先日の京都府大会で、一緒に運営のお仕事をしていた母校バトン部顧問の先生が、「私、自分の番が来た時に、フェニックスのことを話したんですよ!」と教えて下さいました。

 

高校を卒業しても、バトンを続けて、やっと関西大会で金賞が取れた時。

 

泣きながら、「バトンを続けてきてよかった、幸せです」と報告してくれた卒業生に感動して、続けることの素晴らしさを仏参で話題にした、と。そう仰ったんです。

 

嬉しいですよね、、

 

続けたからこそ味わえる幸せだと思いますし、その努力を見ていてくれる人がいる、というのもまた幸せで。

 

そしてまた、別の顧問の先生が、今回の素晴らしい実施を見て、輝くメンバー(先生方にとっては、たくさんの教え子たち)の姿から感じ取られることも多かったようで、、「今度、私の番なので、今日のことを話題にします!」と仰っていました(^^)

 

 

今回のシニアチーム

本番、今までの練習でみた中で、最高の出来でした。

 

大会や講習会など、なんでもそうなのですが、協会の運営として仕事をしている時は、「フェニックスの藤岡」ではなくて「京都府バトン協会の藤岡」だと思っているので、自分の団体に関わることもほとんどありませんし、メンバーへの声掛けもほとんどしません。

 

 

多少のトラブルがあっても、当日は引率メンバーやスタッフさんを信頼して全てを任せています。

 

 

本番で大きく失敗してしまったり、演技が崩れた時には、正直な気持ちを言うと「声をかけたい、フォローしてあげたい」そういう心境なのですが、あえて黙っています。

 

良い演技の時も同じで、その場であまり喜びを表すことはしないようにしています。

 

立場をわきまえて、と思っているので、全てのフォローも褒め言葉も、大会が終わって家に帰ってから、と決めているのですが

 

今回は、、それが我慢できずに思わずガッツポーズをしてしまうくらい(^_^;)、最高に良い出来でした。

 

どこで失敗が出やすいか、崩れやすいか、どれだけ苦労してきたか、どんなに心を込めているか、知っているからこそ

 

本番の実施がまとまった時、大きな大きな喜びになるんですよね、、緊張やプレッシャーに負けずに舞台に臨んだ19人に、拍手と共にねぎらいの言葉をかけたいです。

 

InstagramやブログなどSNSでの発信では、基本的に良い点を取り上げて書いていますが、そんな綺麗事ばかりではありません。

 

 

先に書いたように、色々な意味でバラバラの19人ですからね。

 

一つの物事を作り上げていく途中には、高い壁もありますし、問題も山積しています。

 

 

それでもこうして形にできるのは、一人ひとりが「努力・忍耐強さ・責任感・優しさ・素直さ・気遣い」など、、人としての大切な部分をキチンと備えてくれている、そんな19人だからだと感じます。

 

ちゃんと、みんな

チームのために自分がすべきことを正しく理解しているんですよね。

 

若手は自身がやるべきことに最善を尽くす

 

ベテランは自身のメンテナンスをし、選手として続けられる体と心を維持する

そして必要な時に、的確な声掛けをする

 

 

中堅は後輩先輩の間をうまく繋ぎ、チームの調和を保つ

 

リーダーは全体をしっかりと見て、今何が必要かを常に考える

技術だけではなく、雰囲気やメンバーが考えていることなど、デリケートな部分にも気を配る

 

全員がお互いを大切にし、チームに対して誠実に取り組む

 

作品を作ってくれる指導者へのリスペクトも

リーダーへの感謝も

メンバーへの感謝も

お互いが人を思いやるということを

忘れたことがないから

決して多くはない練習量(特にチームでは)でも、ここまでの演技ができるのだと感じます。

 

私は、作品作りもスタッフの先生に任せているので、あえて多くを口出ししないように心がけています。

 

もちろん気になることがあればスルーしませんが、問題提起するだけにとどめて、そこから先は、自分たちで解決方法を考えてもらっています。

 

練習の場にはいても、細かい部分に関わるわけではないので、いつも最後の一回通しを見るのがとても楽しみで

 

「こんなに揃ってきた!」「この場面がクリアになった!」「一人ひとりが大きく見えてきた!」など、見るたびに成長を実感できるのが嬉しく幸せでした。

 

その集大成が見えた、京都府大会。

年齢の差を超え、学生や社会人の時間の壁を超え、、本当に良い演技でした。

 

 

でもここからが本番です。

 

 

あるメンバーがメッセージをくれたのですが

「関西大会は、楽しいだけじゃだめ」

まさにその通りだなぁ、と。

 

 

演技していて楽しかった、それだけで満足するのではなく、85点の壁を越えていけるように。

 

 

夢である全国大会の舞台に繋がるように。

 

 

ここからが本番、、

 

きっと全員がそう思っていることでしょう。

 

 

進級進学就職のタイミングがやってくるたび「来期のメンバーが集まるか、、」不安に苛まれます。

 

ティノもジュニアもシニアも、全部のチームに対して。

チームの取り組みは楽しいですが、不安も苦労も大きくて、挫けそうになることも多いのですが

 

それでも、

 

今年もチームが楽しみです!早くチームの練習がしたいです!といって集まってくれるメンバーの声を聞くと、頑張る力が湧いてくるんですよね。

 

 

あえて、バトンに偏らないこと。

 

学校も部活も仕事も家庭も、欲張りですが多くの経験をしながら、その中でバトンにも思いを注ぐこと。好きを諦めないこと。

 

多様を認め、お互いを大切にして、チーム作りをしていくこと。

 

これらは、創立時から一貫しているフェニックスバトンチームの理念です。

 

 

一人ひとりがバトンをすることで、心身ともに成長し、素晴らしい人間性を養うことを大切にしたいと思っています。

 

仲間を大切に、、

応援してくださる方に感謝を、、

大会に関わってくださる関係者に感謝を、、

日頃からまわりに対して丁寧に接する、、

人のために動く、、

チームのために努力する、、

好きなバトンだけでなく、仕事にも学校にも全力で取り組む、、

 

これらは、口で言うのは簡単ですが、実践するのはたやすくありません。

 

 

自分ができればいい、楽な方がいい。

 

そういった損得感情が先立つ人には、なかなかできないことではないでしょうか。

 

シニアチームは、フェニックスバトンチームを象徴する存在です。

 

身内贔屓と言われるかもしれませんが、どこに出しても恥ずかしくない、私の自慢のチーム、自慢のメンバーたちです。

 

関西大会では、より多くの方にその姿を見ていただきたいですし、作品の持つ力や、メンバー一人ひとりの持つ力も見ていただきたいと思っています。

 

関西大会まで、長いようで、あっという間だと。

 

シニアチームのために、私は何ができるのかな?を常に考える日々

 

スタッフの先生

リーダーさん

メンバーのみんな

たくさんの夢と希望と想いを乗せて

全力で駆け抜けていきましょう!!

 


恩師がかるくたむけんさんを超えた件~最終章

いつの思い出やねん、とツッコミ満載の最終章

いや・・・忘れていたわけではないのですが、、ゴニョゴニョ、、

なんでしょうね。なんだか毎日忙しい。

これ、仕事ができない人あるあるだそうですね。

よくわからないけれど時間だけは確実に過ぎていく、というヤツです。

 

 

さて。

「もういいか~」とならなかった自分をほめることにしましょう!

 

3月末(!)のいきなり京都ツアー

最終日のレポートです。

 

三日目はあいにくの雨予報

朝から動くのはやめにして、ホテルでチェックアウトの時間まで

のんびり過ごす事にしました。

朝食会場から見た雨に濡れるお庭

 

朝食会場も二種類あって、せっかくなので

昨日とは違う会場に足を運びました。

コロナ禍になってから、バイキングという様式もほとんど中止していたように

思いますが

感染対策を施したうえで、可能な限りバイキング形式!

都度ビニール手袋をしたり手間はかかりますが

やはり楽しいものですね。旅の特別感とでもいうのでしょうか・・・

徹底した感染対策で、安心して楽しむことができました(#^.^#)

 

 

ホテルで購入した京都市内パズル

これが案外難しい!

京都に住んでいるとはいえ、しょせん、市外の人間なので(笑)

碁盤の目は全然詳しくないんですよね。府下の人間あるある。

 

私たちの心の拠り所「詩仙堂」も載っていました(#^.^#)

 

 

 

二日間を過ごしたホテル

帰る時は、来た時よりきれいに!

・・・とまでは難しいですが

お部屋を整えて、サワの提案でホテルの方にお手紙を書きました。

 

お手紙と言っても、ありがとうございました!のメモ程度のものですが

こういった心遣いができる部分は

これからも大切に育ててほしいなと思います。

 

 

ホテルをチェックアウトした頃には雨もあがり

タイミングもばっちり!

色々なことに恵まれている旅ですね。

最初の目的地は、河合神社です。

有名な美麗祈願の神社ですね~。

 

河合神社は、単体で存在しているわけではなく

下鴨神社の摂社として祀られている社です。

 

下鴨神社・・・広い!

まずはこちらも有名な水みくじにチャレンジしました。

 

水みくじを授与していただいてから

御手洗川の水面にゆっくりとおみくじを浸すと

少しずつ文字が浮かび上がってくるんですね。

サワもツグミも、もちろん初めての体験。

ワクワクしながら・・・

 

それから干支のお社へ。

サワもツグミも未年なんです。

一回り違いの、歳の差姉妹。

なんだかこの写真は、2人の成長をすごく感じられる気がして

記念に残る一枚になりました!

 

※私の最推しも一緒に・・・(笑)

 

 

ラグビーのお社もありました!

ラグビー発祥の地だそうです。

 

 

糺の森の雄大な自然を楽しみながら

いよいよ河合神社へ。

 

手鏡型のお札に、願いとなりたいお顔を描いていきます。

三者三様。叶うといいなぁ。

 

 

一生懸命描いています!

どんなお顔になるかな?

 

どれが誰の描いたものかはご想像にお任せします。

私はまつげ長くなりたいので、バサバサにしてみました(笑)

 

 

これこれ。よくInstagramなどでも見ますよね!

 

 

その次の目的地は安井金毘羅宮

「悪縁を切り、良縁を結ぶ」

ことで有名な縁切り神社ですね。

 

桜がとってもきれいでした!

(前の投稿過ぎて・・・すいません)

 

こちらが有名な「縁切り縁結び碑(いし)」

形代(おふだ)に願い事を書き

それを手に持って念じながらくぐるんですね。

もちろんくぐってきましたが

その時の様子は「すごすぎて」※サワ談

写真には納めていません(笑)

 

這いつくばって念じている様子は、確かにすごいですよね。

みんなやっているから、この場ではなんの違和感もないのですが( ̄▽ ̄)

 

不思議なお守りですよね。

縁切りと縁結び。対極にいるこの二つ。

でもこのお守りは、二つセットで持つのが正解だそうです。

自分にとって不要な縁は切れ、必要な縁が大切に続くということなので

大切に持っておこうと思います。

 

サワツグミもお守り購入。

 

 

 

安井金毘羅宮のあと、ちょっと一息~

こういったことも、旅の楽しみの一つですね~。

普段はなかなか。食べる機会がありませんから。

 

 

お昼ご飯を挟んだあとは

八坂庚申堂へ。

京都らしいこの風景!

久しぶりに見たな~、という感じです。

 

 

有名なくくり猿。ご存知でしょうか??

このカラフルな丸い玉!!

いえいえ・・・これ、お猿さんなんですよね。

くくり猿は、心をコントロールするアイテムなんだとか。

お猿さんは、よく動き回る動物ですが

人間の心をそれに例えているようですね。

お猿さんが走り回るように

自分の心がコントロールできずにバタバタ動く時がありますが

それを「手足をくくられて動けないお猿さん」と同じように

「心をしっかりくくりつけて」庚申さんにコントロールしてもらうんですね。

 

あるある。。心がバタバタする時!

落ち着きたい時こそ心が動いて困るし

欲が出れば出るほど、心が動きます。

グッとくくることが大切なんですね~。

 

願いを書いて、お猿さんの手足をくくります。

サワ曰く

この時の私は、手の筋が浮かび上がるくらい力を込めてくくり付けていて

ちょっと怖かったで、と(笑)

そりゃそうだ。願いを叶えたいし、そのためにしっかりくくらないと!

願い事の内容は、ご想像にお任せしますね。

(紫のお猿さんというところで、わかる人にはわかるかも)

 

 

小さなお堂ですが

京都らしさも存分に楽しめる立地ですので

京都観光の際はぜひ!お立ち寄りください。

 

 

八坂庚申堂からすぐのところにある老舗喫茶店「前田珈琲」

 

 

ゆっくりした雰囲気の中で食べるスイーツは

やはり特別感があって

2人の娘と過ごすこんな時間、本当に貴重だなぁと感じました。

普段の生活の中には絶対に生まれない時間なので・・・

 

 

今回の旅で感じたこと。

〇時間は作れる。

〇楽しいことがあるから、また頑張れる。

〇親や子供と過ごす時間には限りがある。

 

え、当たり前やろと思われそうですが・・・

目の前のことに追われているとどうしても忘れがちなんです。

自分の好きな事をしていきていくのも良いですが

こうしてたくさんの人と関わったり

多少の段取りをしてでも時間を作って親や子供と過ごしたり

楽しい思い出は、きっと長く心に残って

これからの日々を過ごす活力にもなります。

 

 

事実、今の私は

「年末はまた時間を作って、家族旅行がしたいな」

と思っていますし

そのために仕事頑張ろう!とか、貯金もしておこう!とか

プラスのパワーがたくさん生まれています。

全て、この弾丸ツアーが教えてくれたことです。

 

 

今回のご縁をつないでくださったコーチ

そして見ず知らずの私たちに

素敵な旅をプレゼントしてくださった方

突然の誘いに付き合ってくれた両親と姉

二泊三日を全力で楽しんでくれたサワツグミ

み~~んなに感謝の気持ちを込めて!

 

来年の3月もまた、旅ブログが書けるように願いつつ・・・

 


恩師が軽くたむけんさんを超えた件~その弐

奇跡のようなつながりでスタートした二泊三日旅行

朝から豪華なホテルの朝食をいただきました!

 

 

周りのお子様方がファミリアやミキハウスで整える中

我が子は完全通常運転の通学着(笑)

※用意を子ども任せにした私の責任です。

レストランで係の方に椅子を引いてもらうのも

ナイフとフォークを使うお食事も

多分初めての経験ではないでしょうか・・・

いや・・・?一回くらいはあるかな・・・

その記憶も思い出せないくらい、

改まった外食もしないし

イベントもない我が家なのです。

本当に毎週、休みの日は何してるの??って。

(答えはもちろんレッスン・・・)

 

まず、ゆっくり座って食事をすることが少ないですし。

この日は朝からなんて贅沢なんだ・・・と

心なしか自分の心が清められたような?そんな感覚になりました。

美味しい食事は、人を優しくしますね(#^.^#)

 

 

ホテルのスロープカーから見た風景

キレイだなぁ。。

お天気も、最高の観光日和となりました!

 

 

姉も絶好調(笑)

今を楽しむ心は年齢を重ねても衰えていません!

(むしろ増しているような気もする・・・)

 

 

 

急遽呼び出した祖父母と京都市動物園で合流しました。

ずーっとコロナでどこにも行けておらず

一年生の時の遠足が「ようやく実現した」学校行事だったツグミ。

その行先が、ここ京都市動物園だったんですよね。

それはもう、楽しかったようで・・・

「また行きたい~!」がツグミのくちぐせでした。

念願かなって、大好きなおじいちゃんおばあちゃんとも一緒で

最高の春休み!

 

 

 

 

姉、めちゃ楽しんでるやん(笑)

 

 

そこから少し足を伸ばして

疎水散歩に行きましたよ(#^.^#)

お天気が良かったこともあり、それはもう、大勢の人!!

結婚式の前撮りを何組見たか・・・

モガ(モダンガール)や、素敵な和装観光客もたくさん。

 

 

ずーっと京都に住んでいますが

ちゃんと歩いたのは初めてかも・・・

結構な距離ですが、桜を見ながら歩いているとあっという間です。

 

 

2時間サスペンスによく出てくるこちら

不思議な空間です。

 

 

そのあとは、祖父母の提案で十石舟に乗りました。

(人気があるので、なんと2時間待ち!時間になるまで周辺観光出来るので、先に予約しておくのがおススメです)

 

 

水上からの景色は、どこを切り取っても美しくて

写真を撮るのがヘタな私でも、思わずシャッターを切りたくなるほどでした。

 

 

 

岡崎周辺は、本当にいくらでも見るところがありますね~!

 

 

今、3人の中だけで流行っている「ワンワンダンス」ポーズ(笑)

 

 

 

朝から夜までたっぷり遊んで

姉とはこの夜でお別れ。急なお誘いにも関わらず

ノリノリで参加してくれてありがとう!

 

 

夜のスロープカーもまた素敵です。

月の満ち欠けを表現しているデザインが、いかにも京都らしくて

※お靴のままだったので、この後ちゃんと座席拭きました!

すいません(;^_^A!!

 

 

3人でのんびり豪華な露天風呂に入り・・・

お風呂上がりの定番、アイスを食べ・・・

クタクタだったのもあり、3人ともあっという間に夢の中。

動物園でおばあちゃんに買ってもらったフクロウの靴下、

お気に入りになり、早速はいていました!

可愛いな(笑)

 

 

年度末・新年度にかかる仕事を持ってきたのですが

もう、いいや~。

今じゃなくても出来る~。

今はただ、3人でのんびり楽しもう~。

そう心を切り替えて、仕事は封印!!

(そのしわ寄せで、4月に入ってから怒涛の仕事量ww)

 

 

旅をしながら思うこと。

普段、忙しさを理由にして旅行どころか季節のイベントや

記念日のお祝いも置き去りにしている私ですが

やはり、旅行って素晴らしい。

非日常・気分転換・息抜き・ストレス解消・子どもとのコミュニケーション・

家族の思い出作り・経験・・・

どれもプライスレス。

目に見えるものではなくても

これがあるかないかで、大きく変わるものがありますね。

今後の自分のパフォーマンスにも、絶対に差がつくんだろうなぁと

改めて気が付きました。

 

意識してこういった時間を取ることは

長い目で見れば自身の心の余裕にもつながります。

大切にしていきたいですね。

 

さぁ、最終日はどんな1日になるでしょうか。

どうぞお楽しみに(#^.^#)

 

 

 

 


恩師が軽くたむけんさんを超えた件~その壱

3月某日

恩師からの電話が、私の運命(スケジュール)を大きく変えました。

 

「今日から二泊三日、京都のホテル泊まり、どう?」

 

「・・・はい??」

 

「行ける?行き行き!めっちゃいいから!!」

 

「ちょ、ちょっと待ってくださいね~、えーと、イマイチよくわかってませんが・・・」

 

この時点で、頭の中は???でいっぱい

時刻は15時頃だったかな、、

ちょうど午後からは仕事がなかったので、

行きつけの美容室にツグミのカット予約を入れていて

サワも連れて、そこに向かう途中でした。

 

落ち着いて(いや、あまり落ち着く暇もなかったけれど)聞いてみると

恩師のお知り合いの方が、事情で予定していた京都旅行に行けなくなってしまい

せっかくだから、その旅行を代わりに楽しんでくれる人を探している。とのこと。

 

 

え、ちょっと待ってもらって・・・

いきなり二泊三日、しかも「今夜から」

 

「もうチェックインできるから!はよ行き!」

 

いや。いやいやいや。

今、ツグミがカットすべく、ケープ巻かれて、てるてる坊主スタイルになっていますが。

 

「ちょーっと予定が入ったので、急ぎでカットしてもらえますか・・・?」

とりあえず、可能な部分から時間を巻く。

え、いつ行くことになったんだっけ?と頭の片隅で思いながら

もう次の段取りを考えなければ、恩師のスピードについていけない!

 

恩師には、大学卒業後、企業のバトンチームに所属していた頃から現在に至るまで

お世話になりまくりのご迷惑かけまくり

めちゃくちゃ怒られたこともありますし

コンコンとお説教していただいたこともありますが

常に愛情いっぱい、あふれるくらいの思いで接していただいています。

こうしてバトンの仕事につけているのも

協会の仕事をさせていただけるのも

恩師のお力添えやその都度その都度の最適なアドバイス

こういう時は、こうするんやで。と

丁寧に教えていただいたおかげだと思っています。

私にとってのメンターです。

 

ツグミがバトン大好きなのも

幼児期に親子バトンクラスで

恩師からバトンの楽しさを教えていただいたからで・・・

今でもサワツグミの成長を

我が子のように見守って下さっています。

 

当時からどんな行動も「クイック」で

止まっている姿を見るほうが珍しいくらい、アクティブな方です。

行動力のカタマリ・・・(もちろん誉め言葉です)

 

入社一年目、横浜で開催された全日本選手権に、付添としてついていったのですが

最終日、閉会式終了後に最終の新幹線に乗らなければならない!

明日も朝から仕事やで!!

ほら走るよ~!!と

スーツケースをガラガラ引きながら

横浜の文化体育館(だったかな・・・)から、新幹線の駅まで猛ダッシュ

恩師や先輩になんとかついていかなければ!と必死で走って

駅に着いた時には「口の中に血の味がする」くらい

喉もカラカラ、社会人ってこんなにつらいの!?と、、

なのに、知らない間に恩師はお土産も手に入れ、帰りの新幹線で楽しむ飲み物やお菓子も買い

どこにそんな時間が、、行動がなんせ早い方なんですよね。

今でも忘れられない思い出です。

 

話がそれました(笑)

 

「こんな機会ないで!行き行き!行けるやろ!?」

 

「いや、明日も明後日も朝から仕事が・・・」

 

「なんとか調整できるやろ。大丈夫!」

 

「だ、大丈夫、、ですかね、、」

 

「ほら、人数余裕あるから、お姉さんも誘ってあげ!

行けるやろ!」

 

もう何手も先を読んでいる(笑)

 

「ほら、仕事休めへんかったら夜泊まりに行くだけでもいいから!」

 

「そ、そう、、ですね」

 

 

このやり取りを聞いていたサワとツグミ

「何が起こってるの?何が起こりそう?」

 

「えーと、とりあえず、帰って旅行の用意しよか」

 

「ん?なんて??」

 

そりゃそうだ。

誰でもそうなります(笑)

私的には、この時点で

スケジュールのことが気になるというよりは

旅行を譲っていただくという提案に甘えてしまっていいのか、、

いや、それはさすがに、、

えー、、どうしたらいいんやろ

 

と戸惑いの気持ちが大きかったです。

しかし、こんなありがたい機会は滅多に(というか、もう一生)ありません。

計画してもなかなか行けないサワツグミとの家族旅行。

しかも二泊三日。地元京都とはいえ、こんなありがたいお話があるでしょうか・・・

 

「気持ちよく、楽しんでくれる人に行ってほしいねん」

という恩師の言葉が後押しとなり、もう本当に厚かましいのですが

譲っていただくことになり、、

 

「ありがとうございます。先方の方にくれぐれもよろしくお伝えくださいませ・・・」

 

恩師が、軽くたむけんさんを超えた瞬間です。

 

関西の番組よ~いどん!

その中の名物コーナー「いきなり!日帰りツアー」

たむけんさんが、街行く方に声をかけて

日帰りツアーに誘うというものなのですが

なかなか参加者が見つからず苦戦する回も多くて

 

そう思うと、、

恩師は二泊三日の旅行を電話一本で整えるという!

恐ろしいコーディネート能力、、

(ちなみに、私で電話をしたのは5人目だそうです)

 

 

そんなこんなで

姉に連絡を取ると

「明日休みやし、行ける」

・・・奇跡か(笑)

 

せっかくなので京都市動物園に行こうと

祖父母に「明日さ、急なんだけど・・・」と連絡すると

「明日仕事休みだから、行ける」

・・・奇跡再び(笑)

 

 

午前中に予定していた仕事も、快く代わっていただけたり

段取り調整できたり

 

もう、全てが奇跡のようなバッチリタイミングで整いました。

 

その時点でもう、すっかり夕方

ダッシュで帰宅し二泊三日の荷造り開始

旅行にほとんど行かないので、何を用意したらいいか全然わからず

巨大スーツケースを引っ張り出してきて

 

 

このスタイルになりました。

 

スーツケース、でか。

(サワがオーストラリアに留学した時のもの)

 

キチンとして!って。この感じ。

 

 

なんとホテル内にスロープカーがあり

超大きな施設だということを痛感。

 

 

 

図書スペースやキッズスペースも完備

 

 

 

待合スペースも広々と清潔感にあふれていました!

(これは明るいので翌日の朝かな?)

 

 

 

荷造りにてんやわんやして

サワツグミの荷物の用意を丁寧に見る間もなく

「自分のお洋服、2日分入れて!」

それを確認もしなかったので

ツグミはまるっきり普段の通学スタイル

翌日、朝の高級レストランでは、

そのせいでめちゃくちゃ恥ずかしい思いをすることになるのですが

この時は知る由もなく・・・

(周りのお子さんは、みんなファミリア!ミキハウス!みたいな感じ)

 

まぁ、それも今では笑い話です(笑)

 

荷物をとりあえず詰め込んで

暗くなってからの出発

夜逃げのような3人旅

姉もピックアップして思いっきり楽しむ気満々

 

 

 

ツグミはふかふかのベッドが楽しすぎて!

この表情です。

 

 

 

 

かと思うと、

テンションが上がり過ぎて

急に勉強とかしはじめる。

なんでドリル持ってきたんや~。

旅行を何か理解していない証拠(笑)

 

 

サワもこんな様子・・・

 

いや。寝てるやろ。

 

 

実はですね、これ。年度末だったもので・・・

 

この3日間でやろうと思っていたことがあれこれありまして

それは母も娘も同じ。

私も、3月末までの提出書類が未処理のままだったり

サワも、3月末までの試験が未回答だったり。

やっぱり、なんでも早めに済ませとかなくちゃだめだよね、と

二人して痛感したのでした(笑)

 

逆に言うと

早めに仕事を片付けてさえおけば?

この時期、旅行出来るってことじゃない??

全日本選手権も終わり、ラストの一週間

これは・・・わかっているようでわかっていなかったかも。

来年からは、計画的に旅行に行きたいねぇ、、なんて

しみじみサワと話しました。。

 

 

せっかくなので、思いっきり京都観光を!と

周辺施設を調べても

出てくるのはひたすら寺社仏閣

当たり前の世界線!!

でもそこは、サワツグミの楽しむ心が大きく作用して

ココも行きたい!あ、ココも楽しそう!

 

あれこれ計画を立てて、それもまた、楽しい時間でした。

時々「これ、譲ってもらった旅行でこんなに楽しんでいいのかしら・・・?」

と、冷静な自分が顔を出すのですが

やっぱり楽しさの方が勝ってしまって

もしかしたら私が一番楽しんでいたかも??なんて

 

 

二日目・三日目は、どんな日になるのでしょうか。

続きをお楽しみに!


全日本選手権

3月25~27日

丸善インテックアリーナ大阪にて

バトントワーリング全日本選手権が開催されました!

 

 

えー、さも関係者のような書き方をしていますが

生徒は誰も出場しておりません(;^_^A

私とスタッフの先生、シニアメンバー、OGメンバー、

合計5名で、裏方スタッフとしてお手伝いしてきました!

 

早朝からの仕事ということで

私は初の二泊大阪・・・

小さい子どもがいるのにありえない!というお声も聞こえますが

わずかな睡眠時間で、三日間高速を走るのが怖くて怖くて

(誰か横に乗ってくれているとまだいいのですが・・・)

今回は、サワツグミ、そして実姉や両親に迷惑をかけながら

泊まらせてもらいました。

おかげで体はかなり楽・・・

 

実はその三日間の間に、ツグミのバレエ発表会もあり(;^_^A

リハーサルに不参加&本番が見られない

そしてシニョンやお衣装の用意もサワ任せという

恐ろしい事態も引き起こしながら

 

助けてくださった皆さんに感謝しかありません。。

そして何より、いつも「大丈夫やで~」といって

私を送り出してくれるサワとツグミにありがとうを伝えたいです。

 

 

 

私自身は三日間選手受付のお仕事をさせていただき

直接、選手と関わる部署だったのですが

本当に感心することがたくさんありました!

 

全国から集まってくる選手たち、初めての大阪の土地、という方も多かったと思います。

選手も、引率の方も、どこか緊張している様子がわかったのですが

小さなジュニアの選手でも

「よろしくお願いいたします!」と受付表をきちんと両手で渡してくれたり

「ありがとうございます!」と目を見て挨拶してくれたり

足を止めて挨拶してくれたり

うわ~、すごいな~、と。。

引率の方も、比較的ベテランの選手ももちろん同じく。

感染対策を徹底するために、もう、しつこいくらいの検温と消毒

要請するのも申し訳ないなぁと思うくらいなのですが

嫌な顔や迷惑がる人はゼロ!

きちんとソーシャルディスタンスを保ち、

順序良くこちらの細かい指示に従っていただき

3日間、本当に気持ちよく仕事ができました。

 

社会的にそういったことが一般的に根付いてきたからとはいえ

やはり気持ちが焦ったり、慣れていないことに不安になったり

そういうことが立ち居振る舞いに出てもおかしくない状況ですが

さすが全日本選手権ですね!

選ばれてくる選手は、演技だけでなく

そういったマナーや礼儀の部分でも一流なんだなと感じました。

選手権への挑戦は、こういった部分の成長にも繋がるんだなぁ、、と

ジュニアの選手を育てている身としては、学びにもなり

大変なことも多いですが、やはり経験って大きいんだな、と。

 

二日目はプレゼントしていただいた最推しステッカーに励まされ

 

 

ホテルでチルドリンクと最推しのアクスタに癒され

 

何してんねん!って思われそうですが(笑)

ちゃんと仕事しましたので!!!

 

 

それと、嬉しいことがもう一つ。

 

今回、私ともう一人以外のメンバーは、3人で別部署だったので

仕事の様子が全く見られなかったんです。

一緒に泊まっていたので

「そっち、仕事どんな感じ?滞りなく出来ている?」と

様子を話で聞くくらいしかできなかったのですが

 

大会後に、わざわざその部署の部長先生から

とてもとても嬉しいLINEをいただいたんです。

嬉しいのでこちらで紹介させていただきますね。

 

↓↓↓↓↓

 

先日の全日本選手権では大変お世話になり、ありがとうございました。

フェニックスからお手伝いいただいたみなさんには

大会中、本当によく動いてくださり感謝しております。

 

柔剣道場からメインアリーナに、選手を時間通りに送るという

大切な仕事をご理解いただき、導線や流れも工夫しながら

惜しみなく働いてくださり、本当に感謝しております。

 

滞りなくオンタイム進行が出来たのも

先生方のお仕事のご貢献がとても大きいと思っております。

感謝の気持ちをお伝えしたく、真知子先生にLINEさせていただきました。

またのご縁がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。

この度は本当にありがとうございました。

返信のお気遣いは不要です!

 

↑↑↑↑↑

 

このLINEを頂いた時

大げさではなくて、嬉しく誇らしく

なんだかとても・・・心がふわっとなるような。

新しい感情とでもいうのかな、、

 

自団体のメンバーが出ているわけでもなく

利益があるわけでもなく

完全に「心」で動いて仕事をしてくれている

そんなメンバーに、頭の下がる思いがして

損得で考えたら絶対に動けないことです。

 

プレイヤーとしてだけでなく

支える側として、バトンに関わる。

簡単なようで、やっぱり気持ちがなければ出来ないことなんですよね。

「やってもらわないと困る」「順番に担当して」とか

私から言ったことは一度もないんですよね。

それでもこうして手を貸してくれる人がいて

外部の先生方から、こうして高い評価をいただいて

一人ひとりの人格の素晴らしさ・・・

そしてこれがフェニックスのメンバーなんです!という誇らしい気持ち・・・

 

今回のお手伝いは、私を除いて4名でしたが

いつも同じメンバーというわけではありません。

年度末で大忙しの時期ですしね。

タイミングが合えば、他のメンバーも運営や引率に参加してくれますし

フェニックスの中では、協会の大会運営に協力することや

大会やイベント、講習会などに積極的に参加することは

当たり前の感覚なんですよね。

 

大会に参加できればそれでOK、というのは

自分のことだけしか考えていない行動です。

参加する時、どれだけの後方支援の手があるのか

それを考えたら、立場を変えてサポート側に回るのは

当たり前の感覚だと、私は思っています。

大会に出られるのは当たり前ではなくて

そこに関わるたくさんの方の「おかげ」だという感覚がわかると

自然と運営の方には頭が下がりますし

「おかげさまで」「ありがとうございます」という気持ちになり

それが行動にあらわれます。

 

私が協会の仕事に微力ながら精力を注ぐのは

自分が今までお世話になり、ここまで育てていただいたバトン協会や

たくさんの先生方に恩返しをしているような感覚で

同時に、、

生徒がお世話になっています。これからもよろしくお願いします、そんな感覚。

併せて、大好きなバトンがたくさんの人に知られて、愛されて、そして育っていけばいいな。と。

色々な思いがあるんですよね。

 

 

今回、部長先生からいただいたLINEでしみじみ思ったことがあります。

「お願いします」が言えても

「おかげさまで」「ありがとうございました」が言える人は

案外少ないんですよね。

自分が困った時、何かしてほしい時に

「お願いします~!!」はよく聞きますが

それに対しての「ありがとうございました!おかげさまで無事に終わりました!」

実はこれのほうが何倍も大事なのに。案外、忘れられがちじゃない?と

自分の中でもドキッとする感覚でした。

 

キチンとお礼を言える人間になっているかどうか、

今一度自分を振り返るいい機会になった全日本選手権

次回は浜松です!!

さぁ、、今度は絶対に引率で行きたい!!

選手クラスメンバー、頑張りましょうね~!!

 

 

お手伝いしてくれたみんな、どうもありがとう!

これからもまたサポートよろしくお願いします(#^.^#)


年度末発表会

4月!爽やかなお天気でのスタートは気持ちが良いですね。

 

少し前ですが

2021年度の年度末発表会を開催したので、その思い出を

ブログに書き残しておきたいと思います。

 

2年ぶり?の有観客の発表会ということで

私はもちろん、スタッフの先生方も、メンバーも

喜びと同時に気の引き締まる思いで当日を迎えました。

 

限られた練習回数、しかも練習参加を自粛せざるを得ないメンバーも出て

予想よりかなり厳しい状況ではありましたが

ひとり一人が「やってよかった」

そして見に来てくださった保護者の方から「頑張りを生で見られて本当によかった」

との声をたくさんいただきました。

 

もう、それだけでやった甲斐・頑張った甲斐があったなぁと・・・

 

初舞台の幼児さんから

ベテランの社会人まで

今回は密を避けるために二部制にしたので

全員での集合写真はないのですが、

みんなとってもいい顔をしていますね(#^.^#)

 

 

私から皆へは、アイシングクッキーとポストカードのプレゼント

毎年、その子の顔を思い浮かべながら

頑張ってきた一年を振り返りながら

ポストカードを作るのが恒例行事になっています!

 

 

学生時代からの友人がカフェを経営しているのですが

大阪まで買いに行くことが難しく、、

郵送も対応してくれるとのことなので、迷わず注文しました。

 

フェニックスというチーム名を入れて

こんなに可愛いオリジナルのアイシングクッキーを作ってくれて感激!

私にも・・・

そして心のこもったお手紙も・・・

こういう細やかな気遣いは、学生の頃から全然変わってないなぁ。

同じ年齢なのですが、見習うところのたくさんある友人の一人。

そして実は、めちゃくちゃバトンも上手で、現役時代は大尊敬していました!!

 

それから、会場ディスプレイに・・・と

メンバー全員(プラス、推しメンバー)のパネル作成!

しばらく家のリビングがすごいことに・・・

 

 

立てるとこんな感じになります。

可愛いんですよ(笑)

 

 

有観客とはいえ、人数制限をしていたので

本当はもっと家族の人に見てもらいたいのにな、とか

おじいちゃんおばあちゃんも呼びたかったのにな、とか

そういった気持ちもきっとあるよね・・・と。

そこで、今回は初の試み!

一人ずつにフォーカスした演技動画を撮影し

サプライズで保護者の方にお送りしました。

 

チッケム撮影の様子

飛び切りスマイルの子もいれば

いつも以上に緊張気味の子もいて

子どもたちの新たな一面も見れて

新しい試み、大成功だったと思います!

私にもツグミのチッケムが届いたのですが(笑)

普段から立場上、全くゆっくり演技を見てあげられないので

とてもいい思い出になりました。

 

 

やはり見てもらえるのは格別の喜び!!

 

 

 

 

それはメンバー同士も同じで

ほとんど機会がなかった選手権の演技を

メンバー同士、見られたのはとても意味がありました。

頑張って個人の選手権と、チームの活動を両立するマンネ。

その演技を見守るオンニたち。

 

 

 

以前も書いたかな?

私は、自分の生徒が演技をしているキラキラ輝く姿。

これを見ることも格別の喜びなのですが

それと同じくらい「見守るご家族の視線」「応援するメンバーの姿」

見るのが好きなんです。

温かくて・・・そこらじゅうに愛が溢れているな、と感じます。

また、汗だくになって、必死に取り組んでいる姿や

それぞれの年齢になりにがむしゃらに練習している姿、

それを見るのも大好きで。

 

可愛い衣装を着て、お化粧をして

それって本当に美しい姿ですが

その花を咲かせるまでに、その子が積んだ努力を思い返すと

花の輝きがグンと増すんですよね。

積んだ子は、間違いなく輝いていると常々感じます。

 

バトンをしていて得られるもの

それはたくさんあって

書くときりがありません。

何を「財産」ととらえるかも

人それぞれ違っていますしね。

 

私は

一人ひとりの技術向上は当たり前のことなので一旦置いておき、、

人を応援したり、一緒に頑張ったり

お互いの成長を喜び合ったり

また目標を見つけたり

積んだり、考えたり、転んでも涙を拭いて起き上がったり

それが財産だなと考えています。

 

課題曲一分、振付を覚えて、ミスなく、しっかりとパフォーマンスを整えながら

演技をする。難しいですよね。大人でも出来る人、少ないと思います。

 

みんな本当に立派です。。

 

一曲踊るために、その子が積む努力も時間もそれぞれですが

恥ずかしくない練習をしてきたかどうかは

本人が一番わかっていることです。

常に、自分に恥ずかしくない練習・取り組みをしようね。と。

それは私自身も同じで

メンバーに伝えることはイコール、自分への戒めにもなっています。

 

本番があることで緊張感が生まれ

責任感が芽生え、きちんと踊るために努力し、

やり遂げたら必ず自信になります。

 

 

今回は、実施の面で言うとかなり不完全で

練習不足が大きく出た演技が多かったように思います。

「コロナで練習できなかったからね」「仕方ないよね」

という言い訳もできますが

もう、そろそろそれも卒業しないと。

15周年の節目となる大きな発表会を来春に控え

私自身はかなり危惧の念を抱いているのが正直な気持ちです。

立場上、これまでたくさんのバトン発表会を拝見してきましたが

バトンってやっぱり落ちないものなんですね。(いや、当たり前ですが・・・)

発表会の舞台でドロップミス、って

ほとんど見たことがないんですよ。

 

だからといってレベルを押さえているのかというとそんなことはなくて

妥協なく、天井が許す限り、皆さんハイレベルなことをされています。

そのギリギリをミスなく取れるから

そこに「うわぁ、すごい!」「綺麗!」というスリルを超えた感動があって

 

同じ形をしたウサギの置物があったとして

ひとつは落としても壊れない、不透明の素材。

ひとつは落としたらすぐに壊れてしまう透明で繊細なガラス。

やっぱりガラスのウサギのほうがきれいだなと感じます。

それはそこにある繊細さと、危うくて儚い感じがあるからかな、と・・・

バトンも同じだなぁと

個人的にはよくそんなことを考えています。

 

だから

何もかもグラブじゃダメだし(笑)

何もかもただのトスじゃダメなんですよね(笑)

・・・わかるかな??うまく伝わるといいのですが。

 

 

いよいよシーズン終わりだったので

ジュニアチームとシニアチームからは

素敵なプレゼントをもらいました!

 

 

やだな。私、頭ぼさぼさだ!!

ジュニアメンバーからは

単にシーズンのお礼ではなく

一人ひとりが思うチームの良いところや

これから頑張りたいこと!など

とても工夫した内容のメッセージがビンにギュッと詰まっていて

読んでいて大笑いしたり嬉しくなったり・・・

若い感性って素敵だな、と。

 

そしてシニアもまた。

年齢が上がるにつれて、バトンとの向き合い方は難しくなり

一人ひとりが本当に色々な感情を抱えていると思います。

それを整理して、毎回のレッスンに凛とした姿勢で臨むシニアメンバーたち

大げさではなく、私の宝物であり誇りです。

素敵なデザインのタオル、どうもありがとう!

 

フェニックスはまだまだ発展途上の団体です。

2008年から活動をしていますが

全国大会に行ける実力も、個人で全日本選手権に行ける実力も

まだまだついていません。

形に残るような輝かしい財産はまだ手に入っていませんが

真面目で努力家のシニアメンバーが多く在籍し

それを見て、中学生や高校生が

「バトンと学業の両立」を実現し

それを見て小学生が

「中学生になってもバトン頑張る!」と宣言し

かけがえのない「人」という財産には本当に恵まれています。

 

私自身は

バトンをすることで手放した多くの事、多くの時間、、

それを振り返り、考えるほど無意味な時間はないと思っていて

集ってくれるメンバーやスタッフの先生とともに

これからもフェニックスにしか出せないカラーを追求して

走り続けたいなと。その一念です。

(年齢的に走れないかもしれないので、歩き続けるに変えようかなww)

 

2022年度はどんな年になるでしょうか!

チームもいよいよ始動、ワクワクが止まりません。

 

今年度もフェニックスバトンチーム

ご声援・そして温かいサポートをよろしくお願いいたします!

 


シーズンが終わります。

急にあたたかくなり、すっかり春を感じられるようになりました。

卒業シーズン!!

小学校・中学校・高校、、

それぞれの卒業が無事に終わったらブログを書きたいなと思っていました。

フェニックスでも、この春に卒業そして進学をするメンバーが

たくさんいます。

 

サワも、無事に高校を卒業しました!

実際は3月1日卒業式だったので、少し前の写真です。

 

 

何年ぶりの着物だ・・・

もう色々な意味で大変すぎたので、二度と着たくない(笑)

 

たくさんの友人や、先生方に見守られ

無事に過ごした中学からの6年間

超暗黒時代もありましたが(今となっては懐かしい・・・)

それも、サワを形成する歴史の一つで

あの超暗黒時代があったからこそ、今があると。

そこは母子ともに常に話をしています。忘れちゃいけないよね、と。

 

サワの超暗黒時代には、もう、、私自身も頭がおかしくなりそうで

苛立ちまぎれに様々な物を破壊した懐かしい思い出。。

スマホも割ったし、キッチンの床にも、壁にも、穴をあけました(笑)

どうなることかと未来が見えない日々でしたが

サワ自身の生きる力。信じて良かった。

そこで折れずに、こうして今、のびのびと生活してくれていることに

感謝しかありません。

 

それが出来たのは、周りの方のサポートがまず大きくて。

サワのことを理解し、寄り添い、励まし、支えて、共に歩んでくださった

多くの方がいたからだと思います。

心より感謝を・・・

そして、自分の人生を諦めずにちゃんと歩んでくれている

サワ自身にも感謝を・・・

 

 

一つの区切りを迎え、新しい道へ歩き出すメンバーたち

それぞれ、受験のためにバトンをお休みしたりペースダウンしていましたが

「無事に決まりました!」「ようやくレッスンに行けます!」

と報告が来た時はどれだけ嬉しかったことか・・・

もう、我が子が受験に合格した時のような心持ちで

「やった!!よかった~!!」と飛び上がって喜びました。

 

コロナ禍での受験シーズンは

きっといつも以上に感染には敏感になっていたでしょうし

それは本人だけでなくご家族も同様で

 

想像することしかできませんが、きっと大変な

緊張感のある日々を送ってこられたんだろうなと思います。

 

 

60人メンバーがいれば

60通りの人生があり

保護者の方の考え方も60通り

バトンに対する考え方やスタンスも60通り

私の理想は、その60通り全てに

丁寧に寄り添うことです。

 

ただ、そうしたくても「団体競技」という側面が

それを阻むことはしょっちゅうで

メンバー間のバランスや

心の満足度や

そもそもバトンをする意味とか

工夫しても限界はあり

なかなかうまく進められないことも多かったなぁ、、と

反省しています。

学校のように個人面談があるわけでもなく

保護者説明会があるわけでもない。

三者面談もないですし(笑)

 

受験生に限らず

コロナで活動制限がかかったり

自粛生活になったり

メンバーや保護者の方と顔を合わせる機会も激減してしまいました。

そんな中でとるコミュニケーションの難しさ・・・

LINEの言葉だけでは

想いを正しく伝えるのは難しいこともあって

いつも以上に、人との関係に気を遣い

丁寧に日々を送らなければいけないなと痛感したシーズンでもありました。

 

 

体育館でメンバーの顔を見た時にはとても嬉しくて

スタッフの先生と会えた時にはホッとして

保護者の方の丁寧な関りに安心して

会えない時間が増えた分、会えた時の喜びは倍以上になりました。

 

私だけでなく

メンバーもスタッフも、バトンに来た時に

同じように喜びを感じてくれていたらいいなぁ、、と

そう思います。

 

 

年度終わりは、いつも特別な感情になります。

なんていうのかな・・・

メンバーひとり一人の成長が本当にまぶしくて

この一年間の頑張りに、大きな大きな花丸を付けたくて

バトンでの関わりしかない私ですが

メンバーそれぞれがどんな気持ちで一年間を頑張って過ごしてきたか

一生懸命過ごしてきたか

想像すると

なんとも言えない気持ちになるのです。

(嬉しさ、労い、、がんばったねという気持ちであふれます)

 

 

今日は年度末発表会。

制限はありますが、久しぶりの有観客の発表会です。

一番見てもらいたい人。

自分の頑張りを一番見せたい人。

ご家族が足を運んでくださる予定です。

 

 

私自身は、親から褒めてもらった記憶がほとんどなくて(笑)

そもそも、高校生の頃にはすでに母親が他界していたので

バトン、部活頑張ってるね!とほめてもらえることなんて一度もなく

それどころか大会も見てもらったことがなかったんですよね~。

バトンしているところ、見たことなかったんじゃないかな。

他界するまでは病気がちだったので、一緒に出掛けた思い出も

小学校や中学校での思い出もほとんどないんです。

 

この機会にお母さんの思い出、、と必死に考えてみたのですが

片手ほどしか思い出がなかった(!)我ながら驚きます。

 

お母さんとの思い出

↓↓↓↓↓↓

〇美味しい手作りのかぼちゃケーキが大好きだった

〇黒と白のレース調のロングスカートがとても似合っていて、それを着て参観日に来てもらうのが嬉しかった

〇洋裁と編み物が得意だったので、洋服は手作りのものを着ていたし、習っていたダンスのレッスン着を縫ってもらったり、レッグウォーマーを手編みしてもらったりしていた

〇本が好きで、勉強も好き(小学生時代)だった私を見て、塾に行かせてくれたり私学の受験をさせてくれた→この時の母の理解がなければ、バトンに出会うこともなく、今の私はないと思う。

 

 

 

・・・以上(笑)少ない!!

 

 

 

私は、発表会でメンバーがイキイキ踊る姿を見るもの好きですが

それを見守るご家族の方の姿を見るのも同じくらい好きなんです。

(自分がそうやって見守ってもらったことがなかったから、余計かもしれません。)

言葉では書けないのですが

あたたかいんですよね。

もう、あたたかくて・・・愛にあふれていて・・・

その姿に胸が熱くなることは、しょっちゅうあります。

 

メンバーがたくさんの愛情を受けて

バトン活動を見守ってもらえて

応援してもらえて

そしてのびのびと演技できて

 

これほどありがたく幸せなことがあるでしょうか。

 

 

今、自分自身も母親になり

ダメ主婦ながら子育てに関わる毎日で

感じることがたくさんあります。

早世した母が、病気がちで思うように子どもに関われなかった無念も

想像ですがわかるようになりました。

今、こうして子どもと向き合えることに感謝を忘れてはいけないな、と。

強く思います。当たり前なんて、ないのですから。

 

メンバーにも

当たり前ってないんだよ。

バトンが出来ることも、見守ってもらえることも

元気に踊れることも、仲間がいることも、

居場所があることも、当たり前じゃなくて、幸せな事

毎日毎日が、幸せなことの連続なんだよ、って。

そこに感謝して、今日は想いを込めて踊ろうね!!

そう伝えたいです。

 

 

保護者の方には

お子さまの頑張りはもちろん

バトンという一本の銀の棒に魅せられて集まったメンバー全員に

あたたかい心からの拍手をおくっていただきたいと思います。

 

 

さぁ、準備~!!GO!!

 

 

 

 

 


第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

2022年2月19~20日

おおきにアリーナ舞洲にて行われました

第47回全日本バトントワーリング選手権関西大会

無事に終了しました!

 

フェニックスとシュシュからは5名のメンバーが

出場させていただきました。

 

前日の練習で。

私とスタッフの先生からのプレゼントボックス!

 

 

 

お揃いの靴下で気合を高めます(笑)!

 

 

今大会、お世話になった関係各位に、この場をお借りして

深くお礼申し上げます。

コロナ禍の大会ということで

難しい感染対策等も万全にしていただき

安心安全に大会に臨めたこと、本当にありがとうございました!

 

私は運営人員として

スタッフの先生たちも協力をしてくれて

無事に二日間を乗り切りました。

 

初めて泊まりで仕事に臨んでみましたが

めちゃくちゃ体が楽・・・!

今までなんで通っていたのか、、

もう、連続する大会は必ず泊まることにしたいと思います(笑)。

 

 

フェニックスとシュシュでは、通年の活動として

選手権大会への出場を目標にした選手クラスを設立しています。

在籍メンバーは少ないですが

高い目標を設定し、そこに向けて日々歩みを進めています。

 

一般クラスとの違いは何ですか?と聞かれることが時々ありますが

まずは明らかに練習量。

バトンを持っている時間、向き合っている時間が圧倒的に多いです。

なぜそうなるのか、と聞かれると

やはりそうしないと選手権大会に対応するだけの技術力が

身につかないから・・・なんですよね。

家で出来ることもありますが

やはりバトンという競技の特性上

体育館という環境が必須になってきます。

課題をこなすために、必然的に体育館にいる時間が増える。

これはもう、明らかですね。

 

そうなると、この時点で

「本人が好きで、やる気がある」だけでは成り立たなくなってきます。

練習時間を確保するために、様々な段取りをすること

体育館への送迎

自主レッスン用の体育館確保やレッスンの付き添い・・・

保護者の方の積極的な関わりが必須になってきて

兄弟姉妹さんがおられる場合は、もう、、家族を巻き込んでの

取り組みになってきます。

(良い言い方が見つからず・・・)

 

つまりは

生活の中心にバトンがあるかどうか。

「週1~2回の習い事」の範疇は大きく超えてきます。

時間も費用もかけ、覚悟をもって取り組めるかどうか。

 

難しい技がいつかできるようになるといいなぁ!

ではなくて

できるようになるまで覚悟をもって必死でやる。

できないならできるようになるまで必死で練習する。

その覚悟なんですよね。

それが、「いつか」ではなくて「今」なわけで。

だから、五人とも必死・・・です。

もちろん、わたしも同じく。

 

通常クラスと選手クラス

どちらがいいとか悪いとかは全くありません。

それぞれの取り組み方には明確な違いがありますが

バトンが好き、うまくなりたい!という根元は同じ。

フェニックスが好きで、ここに集ってくれる・・・

それも、同じです。

どちらのクラスに所属していても

私にとっては大切なメンバーたち!

 

 

関西のバトンのレベルはとても高いです。

京都だけで見ると選手権へチャレンジする人数がそもそも少ないので

順位をもらうことが可能ですが

関西となると、、予選を通過するのも必死です。

今回は2名が準決勝まで進みましたが、そこで敗退。

決勝に残った選手のレベルの高いこと・・・

もう、どこまでバトンは進化するのか??

怖いくらいです。

(実際は仕事のために一人の演技も見ることが出来ていないので

DVDを購入してあとから勉強することになるのですが・・・)

 

演技後、それぞれが私のところまで挨拶に来てくれました。

仕事のタイミングを見ながらだったので

あまり長く話すことは出来ませんでしたが

「どうやったん。自分の演技ができた?」

という問いに

涙涙・・・のメンバーもいれば

晴れ晴れとした表情のメンバーもいて。

2分弱の演技のために、一年間をかけてきたわけですからね。

演技内容が良くても悪くても、

やりきった自分に対しての涙が出るのは普通のことだと思います。

 

ドロップが何本だった

ロールが詰まってしまった

コンタクトで吹っ飛んでいった

 

具体的なミスの内容は、それはそれとして受け止めて・・・

 

うんうん、と話を聞きながら思うのは

五人それぞれがどんな気持ちで一年間バトンに向き合ってきたか。

日々の練習風景、悩み苦しむ姿、孤独に練習に打ち込む姿、達成感で喜びを爆発させる姿、

怪我や体調不良に涙する姿、、

それを365日支え続けてくださった保護者の方の姿や想いが

バーっと頭に浮かんできて・・・

「よくがんばったね」やはり、その一言に尽きるでしょうか。

 

こういう場面での指導者の声掛けに正解はないと思いますが

「ミスが少なくてよかった」とか「落とし過ぎて残念だった」とか

そういう次元のことではなくて

この日を無事に迎え、堂々とフロアに立った、そこまでの道のりに対しての

「がんばったね。お疲れ様」なんです。

 

 

バトンの指導を始めて30年弱の月日が経ちました。

独立するまでの十数年は、アシスタントとして言われたことを間違えないように行う。

目の前にいる生徒に、その時必要なことを指導する。

それの繰り返しでした。

独立してからは、教室経営のマニュアルもなく、経験もなく、それこそ試行錯誤の連続で

指導に対してもまさに一から。

技術を教えるだけでは全くダメで、何もうまくいかない。

それよりも「人と人との付き合い方」を学ぶ日々。。という感じだったように思います。

今とは真逆の指導スタイルだった時期もあったかな・・・

思い出すと恥ずかしいですが、それもやはり経験し、失敗しなければ気付かなかったことで

今の自分の指導スタイルを確立するために必要だったのだと思います。

 

「褒めたら生徒は伸びませんよ」と言われたことがありますが

それは褒め方に問題があるからではないのかな?と

私なりに分析し、そう理解をしています。

むやみやたらに褒めたり、出来ていないのに褒めるのは違うと思いますが

努力出来ること、高い壁に果敢にチャレンジしていること、

自分の気持ちをコントロールして冷静に練習に取り組めていること、、

そういったことはどんどん褒めて認めていきたい!

 

褒められることが目的になったり

褒められないとテンションがあがらなかったり

褒められるかどうか、大人の顔ばかり見たり

そういったことになっては本末転倒なので

やはり褒めるタイミングや内容がとても大切になってくると理解しています。

 

ただ、、それだけではダメなんですよね。

一番大切なのは「自分で自分を認められるか」そこじゃないかな。

本当に真剣に取り組んだのなら

結果に一喜一憂せず

「これだけがんばった自分、えらい!すごい!」って

単純ですが思えるかどうか。

「これだけやったのにあかんかった・・・」

一歩間違えば、そうなりがちですよね。

 

でも違います。

「失敗から得られるものは成長」

「失敗=to be continue」

まさに、これ。某メンタリストの方の名言です。

大好きな言葉で、自身が失敗した時はいつもこれを思い出しています。

 

 

次に繋がる失敗なら、それは大きな財産。

そして頑張ってきたかどうかは、自分自身が一番わかっているはず。

手を抜かず頑張ったのなら、そんな自分をしっかり認めて

胸をはってほしい!五人には、そうメッセージを送りたいです。

 

今回は予選敗退と予選通過

同じスクールの中でも結果が分かれる形となりました。

個人の戦いですし、みんなそれぞれ思うことがあったはずです。

失敗したのに悔しくない人はいないし、

手放しで喜べるだけの演技が出来たメンバーもいませんでした。

正直、複雑ですよね。

仲間だけどライバル。スポーツですから、結果や順位がつくのは当たり前です。

 

ここでどういう行動にでるか・・・

まさに、人間性を垣間見る瞬間なわけですが

予選落ちしたメンバーが、涙をこらえて

「明日頑張ってな!!」と仲間にエールを送る姿。

悔しくないはずはないし、きっと心の中は色々な思いがあるはずですが

自分の気持ちをちゃんとコントロールできるだけの人間性

口先だけではなくて、きっと、心からのエールだと感じました。

一人になったタイミングでたくさんたくさん、涙を流しているのではないかな・・・

 

保護者の方同士も同じなんです。

5人は仲間ですがライバル。(年齢区分が違う子もいますが)

それでも、お互いの子どもの演技を見て、

出来を喜び応援しあえる心・・・

簡単なようで、実はきっと難しくて。

そういったあたたかい雰囲気を維持してくださるおかげで

5人が安心してバトンに取り組めるんだと感じることも

しょっちゅうです。

 

指導者・生徒・保護者さん

このトライアングルの均衡がとれていることが

大切だと常々考えています。

どこの力が強くなってもダメなんですよね。

綺麗な音が鳴らなくなります。

良い意味での正三角形を保ちつつ

三者がそれぞれを尊重していくこと

これは私自身も、スタッフの先生も忘れてはいけないこと。

指導者だからなんでもあり、

言うことを聞くのは当たり前なんて

本当に時代錯誤もいいところだと思います。。。

 

今回は受付の仕事をしていましたが

ここだけの話、ごくごく少数ですが、ものすごい態度の大人もいたり(;^_^A

この態度で、自分の子どもがお世話になっている先生に向き合ってるのかしらと思うと・・・

 

生徒にしても、時々「勘違い」しているのでは?という人がいますよね。

 

幸い、私の周りにはそういったことはありません(#^.^#)

みんなそれぞれ、「人に対して」取るべき態度を理解しているからだろうと。

年齢、立場、色々ありますが

礼節を欠いた態度には気を付けなければいけませんよね。

これが欠けるとトライアングルは一気に嫌な音になります!

 

 

大会翌日から、早速自主レッスンの映像が送られてきたり

自主レッスンの内容報告が来たり

形に残る結果を残すことは出来ませんでしたが

5人それぞれ、すでに次のシーズンに向けてやる気にあふれています!

私だって負けてはいません(#^.^#)

年度末発表会と並行して

次年度の選手クラス募集、そして既存メンバーのレベルアップ!!

大変だなぁ、、ではなくて

ワクワクが止まりません!

 

 

年度末発表会やイベントも。

ソロコンテストも。

チームも。

選手権も。

全部、諦めたくない!

そして

うまくなるのと引き換えに楽しさを捨てるのではなく

楽しみながら、ワクワクしながら、うまくなりたい!!

仲良く、切磋琢磨しながら、存在を尊重しながら

フェニックス全体で、、シュシュや関係学校団体も含めて、、

みんなでうまくなりたい!!

みんなバトンにずっとずっと、長ーく関わってほしい!

 

私はものすごくワガママで贅沢なのかもしれませんね(笑)

 

 

まだまだ発展途上のフェニックス。

基本を大切に、そして人を大切に。

来年こそは・・・行くぞ!全日本選手権!!

(ちなみに来年は名古屋)

 

 


習い事の意味

もう二月も中旬!?

恐ろしい速さですね・・・

この間、お雑煮やおせちを食べていたような気がしますが(笑)

もう一か月以上が過ぎているとは。

 

 

一日が過ぎるスピードが速いです。

以前よりも生きる速度が明らかに早くなっていると感じます。

これは、自身が年齢を重ねたからなのか?

それとも、日々が充実しているからなのか・・・?

※できれば後者でありたいですね。

 

 

日々の活動報告は、InstagramやFacebookでコツコツしているおかげで

新しくお問い合わせをいただくことが増えています。

バトンって何?やってみたいけど、どこで習えるの?

そんな素朴な疑問やご要望に、出来るだけ柔軟に対応できる

フェニックスバトンチームでありたいな、と思います。

 

今の時代、こまめでスピード感のある情報発信が出来ないと

生き残りが厳しいよね、、という危機感もあり

出来ないパソコン操作やスマホアプリと格闘する日々。

もう歳だから、、って言いたいのはやまやまですが

そうも言っていられないんですよね。

バトン協会も、ほぼ全ての申込関係や資料請求がウェブからなので・・・

InstagramやTwitter、画像の加工、そういったものに関しては

若いメンバーやサワに色々教えてもらいながら。

そして少しずつ、そういった世代に仕事を振りながら。

毎日色々レクチャーしてもらい、私は仕事を振り(笑)

少しずつお互いが出来ることを増やしています。

 

難しいことは助けてもらえますし

自分でやったことのフォローアップも、たくさんしてもらっています。

 

また、「こうしたらどうですか?」というアイデアも

スタッフからもらうことも多くて

「同僚」や「上司」がいない私の立場としては

そういう部分からの意見が本当に貴重なのです。

いつもどうもありがとう!!

 

 

なんでも抱え込むのは嫌だし無理。

でも、勉強をしないのも怠慢だな、と。

そう思いながら日々を過ごしています。

 

 

新しい仲間が増え、年度末発表会の形態も決まり

今はそれに向けてのレッスン。

そして

選手クラスメンバーに関しては

2/19-20に行われる選手権関西大会へのレッスンを中心に行っています。

 

 

果たして、、

このコロナ禍

大会参加もイベント開催も

本当に難しいですね。

もう、これを言い続けて何年?まる二年?

今は社会活動を維持しながら、感染を広げない、という形で

社会が動いていると理解しているので

レッスンをストップすることも、イベントを中止にすることも

考えていませんが

それでも状況は日々変わりますので、どうしても敏感になりますよね。

 

 

無理せず、無理させず。

そうやって一日一日を過ごしていくことと

どんな状況になったとしても、それを柔軟に受け止められる心の強さと

自分が出来ることはそこなのかな、と思います。

 

全く準備せずに対応出来ることって何もないので・・・

そう思うと、少しでも動画でのレッスンに取り組んでいた過去や

それを活用できる連絡ツールのシステム運用がうまくいっている事

コロナより前にこのシステムが使えるようになっていた事が大きくて。

無駄なことは一つもないんだな、と。

 

今も、レッスンには行きたいけれど

事情があり参加を控えなければならない、、

そういうメンバーがいることも事実です。

フェニックスやシュシュメンバーであれば

動画を送ってもらってのフィードバックなどは

いつでもお引き受けしますので

遠慮なく送ってきてくださいね!

上手になる気持ちを持ち続けてほしいなと思います。

 

 

 

さて本題へ。

世間では「習い事」というジャンルにくくられるバトン。

 

 

これは、かなり古い雑誌の表紙なのですが

私が大切に保管しているものでして・・・

「ドキッ」とするんですよね。これを見るたびに。

 

保護者の立場としても。

指導者の立場としても。

この文言はとても重くて・・・

自分のやっていることを振り返る

きっかけになる言葉なんです。

なんとなく過ごしてしまいがちな日々に

ハッと気付きを与えてくれます。

 

 

習い事は、いつかやめる時がきます。

特にバトンに関してはセカンドキャリア問題が深刻で

トップ選手がその後、どのような人生を歩んでいるのかというと

なかなかプロになって活躍、、というのは難しい世界です。

指導者になる人も、なりたい人も、本当に少ない。

これはバトン界の将来を思った時に由々しき問題ですが

今は一旦置いておいて

 

プレイヤーとして、バトンをやめたあとでも

「バトンが好き」「踊るのが好き」「それを見るのが好き」

音楽が鳴れば体が動いたり。

バトンではなくても人と同じ目標に向かって頑張ったり。

何かを作り上げたり。

そういうことが「苦」「苦手」ではなくて

「楽しい」「やってみたい」

と思えるかどうか・・・

そこってとても大切な部分だと思いますし

バトンをやめる時。卒業する時には

そういう気持ちを大切にしながら、

これからの人生、頑張ってね!とエールを込めて送り出しています。

 

 

習い事を通して、何を身につけてほしいかというのは

保護者の方それぞれ違っているかもしれませんが

私は、全ての生徒にバトンを通して「努力すること」の

大切さを知ってほしいな、と思っています。

もちろん、他にもたくさんあるんですよ。

努力の大切さはその中の一つです。

 

華やかに見えるバトンですが

どれだけ基本が大切かは、経験者にしかわかりません。

そしてみんな必ず、どこかで壁にぶつかります。

失敗せず、最短距離で、できれば挫折やしんどい思いをせずに

技の習得が出来ればそれに越したことはありませんが・・・

 

もうすぐ指導生活30年(!数えてビックリした!!)近くになりますが

そんな生徒は見たことがありません。

金賞しかとったことがない。本番で一度もバトンを落としたことがない。

そんな生徒、少なくとも私は知りません。

(失敗が嫌、出来ないのが無理、でやめていった子はいます)

 

正しいやり方、多少のコツのようなものや練習のポイントはありますが

結局は自分がそれを習得するまでは

体と頭と気力を使い、積み上げるしかなくて。

 

 

〇めちゃくちゃに体がかたかった生徒が

コツコツ努力を続けて、今ではメンバーでも1、2を争う柔軟性を誇っていたり

〇まだ時間がかかるかな、、と思っていたカテゴリーを

こちらも驚くくらい積み上げて

「出来るようになりました!」と見せてくれたり

〇人前で踊ることなんて全くできなかった恥ずかしがり屋さんが

腕をあざだらけにしてバトンに打ち込んでトップ選手になったり

〇「年齢的に遅いでしょ」とバトン界では言われる年齢からのスタートでも

努力を重ねて立派なトワラーになったり

 

 

全て、努力が出来る子たちだから成し得ることですよね。

全員、実在するメンバーです。

字数上、一部メンバーのことだけですが

在籍生徒スタッフ全員分、迷わずかけますよ。成長軌跡と、努力の証!

(きっと読むのが大変なのでこの辺にしておきますが)

全ての生徒の成長軌跡を鮮明に覚えていますし

聞きたい人にはいつでもお話します(#^.^#)

 

 

続ければ出来るようになる。

毎日コツコツやれば一か月後、半年後にはきっと。

諦めずに取り組めば・・・。

 

 

みんなわかっているのに、この簡単なことを継続するのが

どれだけ難しいことか!

私も毎日「勉強中の韓国語、新しい単語を5個覚えよう」

そうすれば一か月後には150の単語、、二か月後には、、

わかっていますが、なかなか。どうしても後回しになり、出来ないことが多いです。

 

人間って、そういうものだね、と。

それで片付けてしまうのは、やっぱりさみしいなと思うんですよね。

失敗も、挫折も、多くしてきた人の方が

長い目で見た時に強くなる気がします。

その時はつらいし、劣等感を味わうかもしれませんが

目には見えない財産。経験。失敗しないと得られないものがそこにあって

 

 

学校の勉強や仕事、他の習い事に関しては

「いっぱい失敗して学んだらいいよ!」

なんて無責任なことは言えませんが

バトンに関しては、失敗OK!チャレンジ大歓迎!

 

最初から出来る子なんていないんだから

始める年齢なんて関係ないんだから

「やりたい」「うまくなりたい」気持ちがあるなら

努力をすることだよ。そう声を大にして言いたいのです(#^.^#)

 

 

結果的に、、

こんなにやったのに銀賞だった。

全国大会に行けなかった。

選手権で結果を出せなかった。

かもしれませんが、その「無駄に見える努力」は決して無駄ではなくて

そこに向かって全力で努力出来た自分には

宝石みたいな価値がある。

一つのことに真摯に打ち込み続けてきた強さ、、

それがある人とない人では、今後の人生、絶対に変わってくる!

それを知ってほしいなと思います。

 

そして近くで支えてくださる保護者の方にも

その目線は忘れずに持っていただきたいですし

技の上達だけに一喜一憂するのではなく

「夢中になって、苦労して、そして壁を越えていく」

お子さまの姿に、たくさんの愛情を送ってほしいなと思います。

 

指導者としては、一人ひとりの成長速度を大切に

小さくてもいい、スモールステップをしっかり見つけられる目を持つこと。

 

母親としては、我が子が夢中になっているもの、

とりこになっているものを見極めて

一緒に楽しめる気持ちを持つこと。

 

 

あとは、健康で長生きすること・・・ですかね(笑)

2月後半も体調管理に気を付けて

元気にレッスン頑張りたいと思います!




instagram


goheader